第二十八話
カチッコチッと、鬱陶しいくらいに時計の針が進んで行く。
制限時間は、後30分。それまでにこの暗号を解かなければ……!
『レッド 車庫 ラン END』
これはどういう意味だ?おそらく暗号だとは思うかが、法則性が全く分からない。
こういう時、父さんや姉ちゃんなら簡単に解いてみるんだろうな……
つくづく自分が嫌になる。やっぱり僕は何も出来ないんだと。
この単語に、意味があるのかないのか、まずはそこで変わってくる。
ダメだ、まだまだ。もっと動けよ頭。この程度じゃダメなんだ。もっと早く、もっと正確に、もっと、もっともっとだ。血を流せ。頭に神経を集中させろ。
「END……エンド……終わり……?」
違う。こうじゃない。この単語に意味はない。ただの、寄せ集めだ。
その時、ピンと閃いた。
よく全身を電気が駆け抜けるようにという表現があるが、まさにその通りに。
身体が、震えるほどに駆け抜けたのだ。
「アナグラム……!」
いや、アナグラムとも少し違う。アナグラムとは、入れ替えを駆使して他の意味になるようにするものだ。これじゃあほとんど意味が通じない。通じて『赤い車庫で走って終わる』とかになるだろう。
おそらく、バリバリの素人が作ったものだろう。だからここまでの駄作の暗号になった。お陰で気づくまでに時間がかかってしまった。
「red shako run END……いや、runじゃなくてranか?」
さて、これをどう並び変えるか。
まずは母音と子音に分けるか。nは単独で読めるから別枠で。
rd sh k r d……rr dd s h k。e a o u e……ee a o u。そしてnn。
「エス、エイチ、アール……」
思わず、机をばんっと叩いてしまった。
「解けたぜ!響!」
残り時間は約5分。僕は走り出した。第四多目的室に向かって。
『shreddernonaka』、つまり……
『シュレッダーの中』が答えだった。
これを投稿する3分前、恐ろしい事に気付いたんです。
そう、二十三話以降の話数カウントがおかしい事に。
あのぉ、誠に申し訳ないんですけど、誤字や脱字の指摘をしていただけるとものすごく有難いというか、忙しすぎてこれを書いてるのすらやっとなので、推敲している時間がないというか……
間違ってたら教えてください!お願いします!




