第九話Σ(〇Д〇;)
折角のお昼だというのに、一人で食べる事になるなんてなぁ…
我ながら寂しい奴だよ…
僕は今、校庭の近くにある桜の木の下で弁当を食べている。
桜も咲いてて風流なのになぁ…
お弁当箱に桜の花弁が入ったのを見て溜め息をついた。
?「ぁの…そこの方…」
ん?女の子の声…?
?「一人で食べてるんですか?」
次は男の子?
?「寂しい奴っちゃな~…」
関西弁風?の男の子?
随分色んな声がするなぁ。
ここには僕しか居ないのに…
……。
って事は話掛けられてる!?
僕は顔を上げた。
?「ぁの…っ、ょかったら…一緒に…ぉ弁当を…」
か…可愛い…っ!
こんな可愛い子と一緒に弁当を…?
さっきまで暗かった気持ちが急に明るくなった。
僕に、やっと幸せがー…!
?「僕達もご一緒して良いですか?」
?「なら、俺も入れてもらおか。」
どうせならあの子と二人きり…って思ったのは内緒←
僕「どうぞどうぞ♪」
それに僕としては大勢で食べるの…夢だったし。
船井「あ…鈴村さん。」
篠崎「お花見ですか?」
お…っ!
更に女子が増えるか…?
僕「あ、ハイっ。良ければどうですか?」
船井「お花見も…良いかもしれませんね。」
篠崎「じゃあ私も♪」
よっしゃ!
二人を誘う事に成k…
葵璢杜「美藍、こんなに大勢で…何を?」
船井「お花見…」
奏「あ、里摩やっと見つけた♪一緒に食べよ♪」
篠崎「うん♪」
丹琥「随分楽しそうじゃねぇか。俺も混ぜろよ。」
船井「大勢の方が楽しいよ、きっと。」
葵璢杜「なら…混ぜてもらうか。」
な、なんか凄い人数になった…w
それにしても…皆お弁当が豪華だなぁ…。
僕のは冷凍食品ばっかりなのに(笑)
僕「そういえば、貴方達の名前を聞いてなかったですね。
僕はー…」
?「鈴村さん、でしょぅ?」
え…?
?「さっき里摩達がそう呼んでたもんなぁ。」
あ、成程。
鈴鳴「私は、鈴鳴ってぃぃます…」
唱鳴「俺は唱鳴や!」鼓鳴「…で、僕が鼓鳴です。宜しく。」
僕「宜しくお願い致します。」
兄弟なんだ………
……三つ子!?
同じ学年に兄弟がいるのは双子とかの場合だけ…だよね。