第八話Σ( ̄△ ̄;)
皆は本当に僕一人を残して行ってしまうようだ。
…この不気味な空間、しかもまともな人間の居ないこの場所に一人…
嫌だ、絶対嫌だ!
僕「僕も行きますっ!」
本当は行きたくないけどしょうがない…!
先生「じゃあこの耳栓をはめて。」
……。
先生「全員はめたな?じゃあ行くぞ~」
…ごくっ。
そろそろと列になり温室に入った。温室の中は生暖く、意外とちゃんとした温室みたいだ。
先生「ほら、そこに生えてるのが…」
明らかに怪しい植物が並ぶ中、一際ヤバそうなオーラをはなつ物体。
…マンドラゴラだ。
耳栓してるから平気だとは思うけど…
先生「誰か抜くか?(笑)」
葵璢杜「…抜く。」
篠崎「私も抜いてみたいっ。」
何でこんな物騒なものを抜く勇気があるんだろうか…
美藍「私も…」
丹琥「俺も!」
海「俺も抜いてみてぇ。」
奏「面白そう。」
先生「…ふむ、じゃあ鈴村!」
僕「はいっ!」
いきなりなんだよぉっ(^o^;)
先生「お前が抜け!皆抜きたいと言ってる中、お前だけ言ってないからな(笑)」
げっ…!
どっかでこんなノリあったような…
先生「ほら、いけいけ!」
僕「嫌です!」
先生「先生の言う事は絶対だぞ!」
職権濫用( ̄□ ̄;)!!
先生「早くしないと鈴村の恥ずかしい写真ばらまくぞ~」
しかも脅しときた!
ぐぬぬぬ…
先生「3…2…」
僕「あぁあ、分かりました、やりますやりますっ!」
土から出ているマンドラゴラの葉を持つ。
力を入れてー…引っこ抜く!
スポッ!
マンドラゴラ「ぎぇゃぇあぃぁ!!」
今絶対マンドラゴラ叫んでるよね!?声は聞こえないけど耳が痛いぃぃぃ( ;∀;)
先生「よくやった鈴村!…さてと、皆帰って調合の授業やるぞ~。」
先生は何とも…いや、聞き慣れてるだけ?
ー…教室。
葵璢杜「中々いい叫びっぷりだったな。」
船井「凄い叫んでた…苦しそうだった…」
僕「二人共声を聴いたの?」
まさかそれはないとおもうけど…
船井「?」
え?明らかにハテナが出てるよね?てことは…
葵璢杜「何だ、お前は聴かなかったのか?」
船井「葵璢杜、鈴村さんは普通の人間だから聴いたら死んじゃう…」
やっぱ聴いてたんだorz
篠崎「完成っ」
丹琥「よしっ出来たぜ!」
こっちの人達はマンドラゴラで作る薬が完成?
先生「一つ注意しておくぞ~。その薬は朝に飲むと薬だが、夜に飲むと毒だからな~。」
にっこにこしながら言わないでください先生!←
キーンコーンカーンコーン…
先生「…おっ、もう昼だな!よし皆解散~っ」
生徒「は~いっ」
お昼かぁ。
誰と一緒に食べようか…
…ちょっと待て。
一緒に食べてくれる人は…
いる、のか…?
うわぁっ待った!
僕、友達居なくね!?
ぼっち決定wwworz