第十話Σ(゜_゜;)
僕「君達って三つ子なの?でもそれにしてはあんまり…」
似てない。
…と言うか、全く性格も違うし…見た目もあんまりっていうゆり、全然似てないの方が合ってるかもしれない。
鈴鳴「鈴村さん、私達は確かに親は同じです…でも、父親が同じってだけで…その…」
僕「異母兄弟!?」
鼓鳴「母は居ないです。」
えっ…
じゃあどうやって生まれて来たの…?
あ…そっか、この子達も…
人間じゃないのか。
僕「…で、君たちは何の…?」
唱鳴「やっと理解したんか!w」
鼓鳴「僕達は、刀です。」
鈴鳴「ぉ父さんが私達に自我をぃれてくれたの…」
僕「それで父親…刀を作ってくれた人がいて、母親が居ないんだね…。」
最近、ちょっとずつ感覚が掴めてきた気がする。
前より…驚かなくなったっていうか…
理解してk…
「カシャンッ!!」
Σ(゜Д゜;)ギクッ!
鼓鳴「力使いすぎたみたいですね。」
唱鳴「刀に戻ってもーた。」
鈴鳴「はしゃぐからだょ。」
唱鳴「悪ぃ悪ぃ。」
本当に刀なんだ…
おぉ、これはまた見事な刀…
細かい所の装飾が凄い綺麗だ…まぁ、昔からあるんだもんな、相当値打ち物なんだろうね。
鈴鳴「…ぉ兄ちゃん、最近研いで貰ってなぃからぼろぼろ…」
えっ、僕には凄い綺麗に見えるんだけど………僕、見る目無いのかな(苦笑)
唱鳴「せやな。心なしか、俺…どんどん調子悪ぅなって来とる気ぃがする。」
鼓鳴「…とは言っても…僕達の父親はここには居ませんし…。」
僕「何処にいるの?」
鼓鳴「………。」
葵璢杜「名は?」
唱鳴「低音や…」
葵璢杜「あぁ、あいつか。」
僕「知り合いなの?」
葵璢杜「あぁ。低音は俺と同じような属性だからな。」
僕「つまり死神…?」
葵璢杜「いや、属性が霊なだけで、死神という訳ではない。」
鼓鳴「…で、今…」
葵璢杜「待ってろ、“干渉”してくる。」
干渉…?
あれれ、急に葵璢杜さん黙っちゃったよ…こっ、これは…瞑想?
美藍「干渉っていうのは…、前に鈴村さんが体験したあんな感じです…。死期が近付いてる人または亡くなっている人に干渉出来るの…。
でも今回は特殊。
相手が霊の属性だから、干渉出来るの…。」
葵璢杜「…繋がった。今から低音が俺を通じて喋るぞ…
“…久しぶり、だな…唱鳴、鼓鳴、鈴鳴…”」
…葵璢杜さんとは違う声…これが低音さんか…
予想してた人と何か違うなぁ。もっと…ほわほわした人かと思ってたけど、かなりしっかりしてるみたいだ。
声も…どこか落ち着いてる。
鈴鳴「ますたぁ…」
唱鳴「久しぶりやな。もう何年ぶりやろか。」
鼓鳴「マスターが…僕達と別れてからもう…かなり経ちますね。」
葵璢杜「“そうだな…。所で、今日は何の用だ?”」
鈴鳴「唱鳴ゃ私達…最近研ぃで貰ってなぃから…
ぼろぼろで…」
葵璢杜「“…なら、そっちに弟子と妹を送る。”」
鼓鳴「亜琉斗さんですか?」
亜琉斗…さん…?
低音さんの妹かぁ。
唱鳴「なぁ、マスターが直々に来るんは無理か?」
葵璢杜「“すまない。こちらの用事が忙しくてな…会いたいのは山々なんだが…。”」
鼓鳴「そうですか、分かりました…お仕事、頑張って下さい。」
葵璢杜「“所で…湊鳴はどうした?”」
鼓鳴「湊鳴は澪さんが…」
葵璢杜「“そうか…。”」
唱「俺達の方で何か準備するもんはあるか?」
葵璢杜「“研ぐ道具ぐらいだな。”」
鈴鳴「了解です、ますたぁ。」
葵璢杜「“じゃあ切るぞ。”
………まぁ、こんなもんか。」
三つ子じゃなくて四つ子だったんだ…
鈴鳴「じゃぁ、道具とってくるね。」
鼓鳴「いや、僕が行ってくるよ。」
鈴鳴「そぅ…?」
唱鳴「マスター、元気そうだったな。」
鈴鳴「そぅだね。仕事熱心なのは相変わらず…。」
二人とも、懐かしそうな顔してる。よっぽど久しぶりだったんだ…。
葵璢杜「お前も将来、友達か何かの事をああやって思い出せるといいな。」
僕「どういうことですかそれ!」
葵璢杜「冗談だ、冗談。」
美藍「亜琉斗さん達来ましたよ…。」
葵璢杜「随分早いな。ワープでも使ったか。」
わ…ワープ…何て人達だ…
空間をねじ曲げ、その空間に自身が入り移動する…
って僕中二病みたいじゃないか!( ̄□||||
?「こんにちわれす~」
僕「こ、こんにちわ…」
?「?」
え、何でこっちじーっと見てるの?
?「初めましてれすね。」
僕「え、あぁ…初めまして、ですね。」
?「…所れ、鼓鳴はろこれすか?」
僕「はい?」
何言ってんのか分からない…呂律回らなすぎだろ…
葵璢杜「鼓鳴なら今研ぐ道具を取りに行った。」
?「そうれすか。」
もしかしてこの人が低音さんの弟子さん?随分…美少年ですな。
なんというかこう…中性的っていうか…
男女共に好かれそうな感じ?
呂律が回らないのがたまに傷だけど。
?2「研ぐ道具が揃ったら…始めましょうか…」
こっちは美少女…
なんというか儚げで華奢な…
流石低音さんの妹…
鼓鳴「はい、どうぞっ。これが低音さんの使ってたやつです。」
?2「じゃあ、始めますね。」
ん…?
僕「ちょっと待った!」
皆「?」
僕「この人が弟子さんなんですか!?」
葵璢杜「そうだ。俺と同じ名をした低音の弟子だ。」
キルト「はい…。」
僕「じゃああの人が…亜琉斗さん…亜琉斗ちゃん?」
亜琉斗「イラッ」
皆「あ…(|| ゜Д゜)」
葵璢杜「言ってしまったな。」
僕「えっ?」
何で皆そんなヤバそうな顔をして…
ハッΣ(゜ロ゜;)
亜琉斗さんから凄いオーラが…
亜琉斗「亜琉斗ちゃんじゃないれすー!」
「ゲシッ!!」
僕「ギャーッ!!」
ぽてっ…
見事に顎を蹴られました…
>┴O チーン
キルト「久々に禁句聞きました。…中々良いですよ、貴方の吹っ飛び。
亜琉さん腕上げましたね。」
この人中々酷いよ!?
人の吹っ飛ぶの見て中々良いですよって…!
亜琉斗「上げたのは足れす。」
そういう事じゃ…!
あー…駄目だ。
また余計な事言いそうだから止めとこう。
ん?キルトさんが研ぐのを止めた?終わったのかな。
唱鳴「流石低音の弟子!中々いいセンスしとるな~」
完璧僕をスルーしましたよね。
鼓鳴「次は鈴鳴をお願いします。」
キルト「…ぁい。」
あ~ぁ、美人なのに勿体無い…性格さえ良ければなぁ…
葵璢杜「相変わらずお前は女々しいな。」
キルト「…そうですか?これでも前よりかは男っぽくなったのですが。」
え(^p^)?
葵璢杜「本当、お前らを見ていると性別が実際と逆転して見える。」
…つまり、キルトさんは男…?
僕「キルトさんは男だったんですか!?」
キルト「えぇ、男の娘です。…女装してるだけですが。」
亜琉斗「コスプレ部の部長さんに見初められて、無理矢理男の娘にされちゃったんれす。」
キルト「…反抗するのも面倒なので、そのままにしてたらこうなりました。」
えぇぇっ!?
男でもこんなに女子っぽくなれるんだ…!
奏「鈴村もやってみれば?(笑)」
篠崎「…意外と似合うかも…?」
丹琥「あはは、面白れぇなw」
美藍「………。」
僕「やりませんからねっ!」
奏「ツンデレ眼鏡っ娘ww」
丹琥「オタクの心を鷲掴み…w」
僕「止めてくださいよっ!」
唱鳴「誰得やねん。」
ビシィッ
僕「痛いっ」
突っ込みですか、今の!
キルト「鈴鳴さんも終わりましたよ。」
鈴鳴「ぁりがとぅござぃました…」
鼓鳴「では僕もお願いします。」
良く良く見てみたら、細部の装飾は一人一人違うみたいだ。
色も違う。
鈴鳴さんは、黄色。
鼓鳴さんは、緑色。
唱鳴さんは、赤色。
なら湊鳴さんは……青?
キルト「………。」
亜琉斗「兄さんの作った刀は沢山いたのに、ここにいるのは四人らけなんれすね…」
沢山!?
って事は……もう○つ子で数えられないよね!
てかテレビもビックリする大家族だよ!←
僕「後、何人いるんですか?」
葵璢杜「歌鳴、風鳴、響鳴、譜鳴、調鳴、和鳴、声鳴、音鳴、打鳴、鳴々…数えたらきりがない。」
亜琉斗「鳴がつかない刀もいるれす。」
キルト「符羅音、音々(とーん)、紗誣、柁來音、朱火亞…」
亜琉斗「それから、葎音、煉音、雫霞泡、笛流舞打…」
音楽用語ばっかりで何が何だか…
僕「本当に数えられないぐらいいるんですね…。」
亜琉斗「そういう事れす!」
キルト「出来ましたよ。」
鼓鳴「ありがとうございました。」
キルト「いえいえ。」
唱鳴「これで全員新品やな!」
キーンコーンカーンコーン…
僕「あっ、鐘だ。」
葵璢杜「教室に戻るか。亜琉斗、キルト、じゃあな。」
亜琉斗「また来るれす~」
キルト「はい、ご機嫌よう…」
………、
何か20分の間に色々あって疲れた…次は…
音楽ぅう…Orz
突撃インタビュー(*´∀`)♪
久々ですね!←
ちょっと学校で書く事が多くなったので、インタビューはお休みしてました((オイ
さて、今回は久々スペシャルということで、刀さん達と、低音さん、亜琉斗さん、キルトさんに来ていただきましたw
このキャラ達…きなこ星さんはご存知ですよね~w
なんてったって、きなこ星さんと作っているストーリーのキャラですもんね♪←
低音「こんな大勢じゃ、やりにくいし、一度に終わらないぞ。」
キルト「ちゃんと考えて下さい。」
私「うっ…それもそうですね。じゃあ、四本立てという事で、次話の前書き、後書き、更に次の前書きもインタビューしますっ。」
キルト「…で?」
亜琉斗「ろう分けるんれすか?」
鼓鳴「男女で分けるのが楽、かと。」
唱鳴「せやけど、男女の割合おかしいで?どないする?」
鈴鳴「二人ずつ来ればぃぃ…」
低音「じゃあそうするか。」
亜琉斗「最初は俺と鈴ちゃんれすね!」
低音「次は俺とキルトで来るか。」
唱鳴「なら自動的に俺と鼓鳴やな。」
私「何か勝手に決まっていってますが…」
キルト「………、
次回前書き→亜琉斗&鈴鳴
次回後書き→低音&キルト
更に次回前書き→唱鳴&鼓鳴
…に決定。」
私「…らしいです。ではでは次回をお楽しみにっ♪」