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AIアセンブリ(仮称・AIによる創作物)について思うことをつらつらと。  作者: 相有 枝緖


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7/8

⑥AIアセンブリと人の創作物の混在がもたらすもの

⑤では、鑑賞者の混乱を防いで信頼性を高める必要がある、と書きました。

今回はその延長線上にある話です。


まずは、このままAIアセンブリと人の創作物を混在させていると、どうなっていくか考えてみます。




先述のように、鑑賞者が混乱するでしょう。


沢山並んだ中から選ぼうと考えたときに、「これはAIか否か」を調べる必要が出てきます。

でなければ、安心して楽しめません。


もちろん、楽しければそれでいい、という層もいると思います。

ランキングの上から順に楽しむ、それだって楽しみ方の一つです。

けれど、そういう人は「誰か」のファンではないので、作ったのが人でもAIでも気にしません。

AI作品が同列に並んでいようといなかろうと、そういう人を取り込むのは難しい。

創作者ができる手立ては、良いものを作るというくらいでしょうか。


ただ、そうではない、誰が作ったのか気になる人も多いため、迷ってしまうと考えられます。




次に、創作者はどうするか。


結論は、混在させたままのプラットフォームから離脱していく、です。


そして、「ほとんどをAIで作ったものはお断り」または「AIアセンブリは別物として扱う」と明言しているところへ移っていく。

技術的に完全にできるかどうかはともかく、そういうスタンスのプラットフォームを選ぶでしょう。


だって、創作者とAIアセンブリを同列に並べられたら、明らかに物量で負けるんです。

創作の内容ではなくて、数で負ける。


それなら、人の創作物だけを扱うところに行こうと考えます。

創作されたものを探しに来る人に、自分の作ったものを提供する方が、創作者としても満足感が高いでしょう。




次はプラットフォームの変化です。


上述の流れでプラットフォームから創作者が減ると、「多くの創作者を集めることによる多様性」がなくなるでしょう。


量産されるAIと、ごく一部の愛着を持ってくれている創作者だけが残る。

開き直って、AI作品専用投稿プラットフォームにしてしまうか、コンテンツを終了するしかなくなりそうです。


AI作品専用投稿プラットフォームは、著作権やらなんやらで、収益化が難しそうではありますが。




直近の未来を予想するに、混在したままランキング評価を行っていくと、投稿頻度や投稿数というわかりやすい数字の評価をAIアセンブリがかっさらいます。


今はまだ、「AIをどんどこ使ってそれっぽいやつを膨大に作ってやるぜどれか当たるかなウェーイ!」という人が一部に限られています。

でもそれで、インセンティブを稼げるとしたら。


特に小説に愛着もこだわりもない、それっぽいもののバリエーションが増えるだけになりそうです。





最後に、エンタメ企業のあり方を考えます。


音楽や漫画、小説のコンテストを主催している企業がAI作品を求めているのかと言うと、現状では否。

わりとはっきり、「AIで作った作品はNG」と書いてあることが多い印象です。


AIをアイディア出しやら推敲やらに使う場合はまあいいかな、程度のスタンスのようですね。

これは、多分②でお伝えした著作権も絡んでくるからだと思います。



著作権問題と文章力・ストーリー展開問題がクリアになったら、むしろ編集様が自分でプロンプト打ち込んで作るんじゃないでしょうか。

そこまでいくと、本当にAI作品が飽和してしまって、何を読めばいいかわからなくなりそうです。





すでに、分野によっては一見しただけではわからないレベルのAIアセンブリが増えてきているのも確かです。

某サイトでは、AI小説と気づかずに読んでいる方も多そうでした。




現状は、ルールがはっきりしていないところも多く、同じ評価軸でみられています。


百均のお店がオートクチュールのドレスを置いたら。

こだわり手作り家具のお店が○ケアの家具を扱いだしたら。

小さなフリーマーケットに大型量販店が小さな店を多数出店して個人出店者がいなくなっていたら。

買い手は、「これは誰が買うんだろう」と困惑します。


需要が違うものをそのまま一緒くたにするのは、普通に考えておかしいと思います。

マーケティングってそういうことですよね。



理想としては、AIアセンブリの発表の場と、創作者の発表の場を分けてほしいです。



エンタメは、鑑賞者の感情に左右されるものです。


AIだろうが何だろうが面白ければいい、という人もいれば、AIってよくわからないけどなんか嫌だ、という人もいます。

好みなんて人それぞれなので。

楽しむためのものだから、嫌なものをわざわざ選びません(特殊な趣味の人以外は)。


安心して楽しめるように、AIで抽出したものか、すべて人の手で作ったものか、何かしらわかるようになると良いのですが、難しいですね。


イラストだったら、人間の目ではわからない範囲の色の変化で電子スタンプを押せる気がします。

音楽なら、人の耳に聞こえない音を入れることができるかもしれません。


小説は難しいです。テキスト情報にほかの情報を入れることはできそうにないので。


そうなると、もう使い手の良識に任せることになります。


あとは、プラットフォームを提供する側がどうしたいのか。

AI歓迎なのか、サポートくらいならいいのか、全くダメなのか。

そのスタンスだけでもはっきりしていれば、住み分けができると思います。





ここからは、鑑賞者としてのわたしの意見です。


エンタメで重要なのは、中身の楽しさです。

速度や量は、あったら嬉しいというオプションです。


誰かの創作物を、取りこぼさずに鑑賞できるようにしてほしい。

AIアセンブリかどうかも、わかるようにしてほしい。


わたしは、「きっとこれなら楽しんでもらえる」「自分はこういうのが好き」「この展開は熱いだろ」という作者様のこだわりや思いが感じられる作品を読みたいです。


別にAIを使っていてもかまいません。

でも、AIが作ったものを「面白いっぽいのできた!」と言われても、ならそのプロンプトを教えてよ、と思います。

だって、AIの利用者さんがこだわったところって、多分そこでしょう?

そのこだわりを知りたい。

AIとのやり取り、きっと楽しいです。


むしろそれこそがエンタメです。





……と書いていたらなんか面白そうなので、ちょっとやってみたいです。

でも著作権問題が怖いです。

なので、インセンティブ貰わない設定をできるところでやってみます。


乞うご期待!(誰か期待しますかね?笑)

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今回のエッセイで思いついた例のアレ、やってみた企画的なもの。
実録!設定から何から全部AIにやってもらった小説を満足のいくレベルまでもっていけるか?!
収益化せずに公開しています。
わたしとChatGPTさんの攻防を一度ご覧ください。
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