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凡夫よ昏き道を往け 旧題[平凡な探索者によるダンジョン探索]  作者: バラッパー
第一章日本編

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7話〜平凡?な探索〜

また会いましたね!

バラッパーです!

やっと主人公sideですよ!

さぁ、ここから大きな事件が巻き起こるかもしれない…

○月△日 11地面

練馬ダンジョン探索開始

…………………………………………………………………


「では、始めて行きます」


視聴者:1


「お? 初めて視聴者が居る…え!?待って!?まじで!?は、は、初めまして!!!」


【初めまして!!!前回助けていただいた朱里ちゃんのリスナーです!前回の戦いからファンになりました!】


「ありがとうございます!!」


まさかの初リスナーに俺は興奮を隠しきれず、言葉がつっかえる


【今回は何層に潜るんですか?】


「今回は87層から行こうと思います!!」


87層、そこははっきり言って今までと違う地獄であった


「んだここ…暑すぎんだろ…」


ステータスのHPがジリジリと減るのが見える


【とても暑そうですね…環境ダメージもありそう】


「お!よく分かりますね!今も毎秒HPの5%減っていますね」


【え…それやばくないですか?】


「はい、俺のパッシブスキルが無ければすぐお陀仏でしょうね」


【自己回復のパッシブスキルですか!?貴重じゃないですか!】


「いや、自己回復じゃないんですよ」


そう俺のパッシブスキルは自己回復系では無い

俺のビルドは攻撃に特化しており、回復や防御は”あるやつ”に一任しているがその”あるやつ”はニート自堕落生活を満喫しているため役に立たない


「ギャォォォォォォォォォォォォォ!!!」


【何あれ!?新種!?】


「んだな まぁ、スフィンクスっぽいしもうスフィンクスでいいだろ名前」


【そんな適当なんですか!?】


「さて、あいつの行動パターンを見極めるかね」


「グォォォォォォォォ!!!」


新種のそいつ、スフィンクスは咆哮をあげた後に翼で空を飛び、上からダイビング攻撃を仕掛けてきた


「おっと危ねぇ 飛ぶ系の敵かよ…戦うと首痛くなんだよな上向きっぱだから」


【そんなこと気にするんですか!?今見ました!?とんでもない速度ですよ!!!】


「まぁまぁ、あんな速度なら対応できるさ」


(第二加速魔法:アクセル…50重)


本来、魔法を発動する時は魔法陣・詠唱が必須であるしかし、俺は平凡であり、必須をなぞるだけでは特別になれないと理解しているため、必死に簡略化し、魔法陣・詠唱を見事に省略することに成功した


加速した俺は壁・天井を走り、スフィンクスの背中に飛び乗り、翼をもいで地面に叩き落とした


「さぁ、地面ではどんな行動を見せるんだ?後進のためのデータになってくれ」

………………………………………………………………


結論から言おう、特にスフィンクスの攻撃モーションは他の猫系魔物からの変化がなかった


【お疲れ様です!色々規格外過ぎて頭の処理が追いつかないです…】


「まぁ、自分でも色々工夫した結果他とは少し違うからね 聞きたいこと有ったらなんでも聞いていいよ」


【ホントですか!?なら、さっきの戦闘で魔法は使いましたか?詠唱も魔法陣も無かったので】


「ああ、使いましたよ まぁ、色々省いての発動なんで効果は弱まりますがそこは重ねることで元の効果量と同等にしています」


【え?】


「まぁ、そういうの反応になりますよね… 信じられないかもしれませんが俺は魔法発動に必要な過程を省略出来ますし同じ魔法を重ねて発動できます」


【えええええええええええええ!???】

【え?え!?ほんとですか?】

【とんでもない発見じゃないですか!】

【それをもっと発信しましょうよ!!!もっと有名になれますって!!!】


「今、配信1000日目だけど、君が初めてのリスナーだからね…発信のしようも無いんだよ 日本のダンジョン協会とは折り合いが悪いしね」


【? 何かダンジョン協会と揉めたんですか?】


「ああ、冤罪吹っかけられたんだ…」


【それは…ダンジョン協会に訴えないんですか?】


「相手が相手だからな…多分訴えても負ける」


【そんな…】


「だから俺は練馬ダンジョンを踏破したら海外に行く」


【海外ですか?】


「ああ、海外の探索者の街であるエデンに行く」


【エデンですか…世界最高難易度ダンジョンである】


「そう、そこなら何も気にせずダンジョン探索できる」


【なんであなたはダンジョンに潜るんですか?】


「俺の目的?一つだけだよ ダンジョンの中には色んな金品財宝があるんだ 俺はそいつらが欲しい」


【へ?金品財宝ですか?】


「そうだよ 何が悪いか?」


【いや、ここで私たちのためとか言ってくれれば惚れてたかもしれないのに〜www】


「そんな事言うやつは好感度稼ぎしたいやつだけだろ」


【確かにそうかもしれないですね 私はあなたのような自分のために戦う人の方が好きです】


「それは珍しいな なんでだ?」


【やっぱ好感度気にしてそうな人とかって信用出来ないんですよ 裏がありそうで…】


「人なんてそんなもんだろ 誰だって腹ん中に一物抱えてるよ」


【随分と達観したことを言うんですね もしかして70代くらいのおじいさんだったりします?w】


「俺は!まだ!18だ!?」


【えっ!?まだ18歳なんですか!?やはりダンジョン探索は若い方が強くなるんですかね?今の特級もほぼほぼティーンエイジャーですし】


「まぁ、お喋りはここまでにして88層に行こう」

……………………………………………………………………


88層から98層までは新種もおらず、見慣れた敵が馬鹿みたいなバフ量を引っさげて襲ってくるだけだった


「さて、100層まで後2層だ」


【ほんとに強いんですね…後2層頑張ってください!】


「ありがとうな倒錯的な愛さん」


【え!?私の名前!?】


「まぁ、初めてのリスナーだからね覚えちゃうよ」


【ありがとうございます!(´▽`)100層踏破してください!最古参として後方彼女面してるのでw】


「まぁ、油断せずに頑張るさ」


しかし、この後に俺の人生の幕を閉じに来るやつが現れるとは誰も想像していなかった

読んでいただきありがとうございます!(´▽`)

読んだ後に良かった点や気になる点を感想に書いてくれると嬉しいです

この話を読んで皆さん、平凡じゃなくねと思われたと思います

そこは俺の価値観なんですが、特別な人と言うのは少しの努力または思いつきで人とは違うことができる人のことを言うと思っているんですよ

確かに努力出来る人は特別という意見とあると思います

でも、努力というのは誰もができることだと思うんですよ

だから努力をめちゃくちゃにした主人公も平凡な人…と言えるんじゃねえかなぁ〜(o¬ω¬o)チラチラというわけです

まぁ、この後も楽しんでくれれば幸いです

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