3話〜露見する強さ〜
こんばんは!!!
バラッパーです!
もうインスピレーションが止まらずに3話目を出してしまいました!
では!ダンジョン探索日記を楽しんでください!
朱里の元へ到着する少し前
主人公side
「全然魔物が居ないな…嫌な気配もする」
85層から全力で戻り、今は12層の半ばに差し掛かっているが魔物に一匹も遭遇しなかった。
まるで頂点捕食者から逃げるために息を殺しているようである。
今まで感じたことの無いような嫌な気配を感じ、走る足の回りが早くなる。
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そして1層に到着した時に見たのは壁にもたれかかっている女の子と見た事の無い黒龍であった。
「トドメか!間に合ってくれよ…第一加速魔術:アクセラレート」
自身の速度をバフする魔術を発動し、瞬時に女の子と黒龍の間に割り込む。
「第一防御魔術:シールド」
そしてダメージを1度だけ無効化する魔術を発動し、黒龍のブレスを防ぐ。
「大丈夫か!?」
「ヒュー…ヒュー…」
女の子は左半身を壁に預けているため右半身に衝撃を加えられ壁まで吹き飛ばされたのだろう
恐らく骨折、呼吸からして内蔵が破裂している可能性もある
「第一回復魔術:ヒール」
再生力を強化する魔術をかけ、内部の骨折や内臓破裂を治す
「スー…スー…」
「よし、呼吸も安定したし表情も楽そうだ」
女の子の状態は良くなったようだ
「グォォォォォォォォ!!!」
「少し静かにしてくれ…頭に響く」
”さぁ、狩りの時間だよォ〜”
「うるさい…お前のの力も貸して貰うぞ」
”えェ〜 ボクは養われるために君の使い魔になったんだよォ〜?”
「俺がソロでやってんのはお前のせいだがな」
”ほらほらァ〜 ボクに構ってないであの黒トカゲ倒しなってェ〜 あいつうるさいんだよォ〜”
「ああクソッ! また後できっちり話するからな」
頭の中でだらけている”コイツ”との言い合いを打ち切り、黒龍と向き合う
「なに?獲物横取りされてキレてんの?残念だが俺の前じゃお前の方が獲物だよクソトカゲ!!!」
(第一強化魔術:ブースト…50重…第一火属性攻撃魔術:ファイアーボール…50倍凝縮)
頭の中で魔術を唱え、重ね、目の前のクソトカゲを殺す準備を整える
「グォォォォォォォォ!!!」
黒龍が吠え、口の中に炎を溜め込む
まだだ…まだ攻撃する時じゃない…
(第一炎属性攻撃魔術:ファイアーボール…形状変化:円錐状)
頭の中で攻撃魔術の形状を変え、期を伺う
黒龍が口を開け、炎が放たれる一瞬、俺は魔術発射座標を黒龍の口の目の前に設定しブレスを誘発させる
「グァァァァァァァァァ!???」
黒龍は自身のブレスが突然暴発したことを理解出来ずに行動に一瞬のラグが生じた
俺はその一瞬を見逃さずに空いた口に向けて跳躍、首の横側の脆い部分を切り裂く
黒龍は真っ二つに切り裂かれ、大地を震わせて地面に倒れ伏す
「新種、黒龍 討伐完了」
俺の平凡だったはずの1日は新種討伐によって幕を閉じた
読んだくださりありがとうございます!(´▽`)
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