15話〜特別と平凡〜
こんばんわ!!
バラッパーです!
やっぱ小説って書くの疲れますね…
今回も楽しんでいただければ幸いです
「マジで?マジで「恒星」と「賢者」?」
「マジだ…まじだよ…」
ガヤガヤ…ガヤガヤ…
光に寄る虫のように、2人の特別な人間に凡人が集まる
「あら、うるさくし過ぎたかしら?みんな集まってきちゃったわ」
「まぁ、私たちは特級探索者だからね、みんな注目するのも無理ないさ」
とんでもない自信だ…
やはり選ばれた人間というのは自分に自信があるのだろう
「まあ、俺には縁のない世界だな」
俺はそんな集団から離れ、目的の武器屋に行った
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ルーニャside
「人力車!!面白かったわね!!人が引っ張ってるとは思えないくらい速かったわ!」
「そうだね、さぁ、観光は一旦やめにして本来の目的を果たしに行こう」
「そうね、練馬ダンジョン踏破者…恐らくあのジャパニーズニンジャよね?」
「ああ、日本ダンジョン協会に問い合せた時に踏破者として紹介されたあのギザ男はダメだ」
「ええ、多分あいつ、練馬ダンジョンに入ってすら無いんじゃない?」
私、ルーニャと友達であるセイラは練馬ダンジョンが踏破されたことを聞き、踏破者に心当たりがあり日本を来訪していた
しかし、あの動画は直ぐに削除されており動画を保存していなかったため、日本にあるダンジョン協会に踏破者を確認したが、日本ダンジョン協会から帰ってきた返答は期待はずれだった
日本ダンジョン協会が踏破者として出してきたのは坂田トキワという、一言で言うと自分に酔っているギザ男であった
紹介された後、一応確認のために連絡をとったが…話しているだけで疲れるような人物だった
やれ「俺は人類初の100層ダンジョン突破者だ」やら「あなたの秘書探索者は俺がふさわしい」などの戯言を宣っていた
確認のためにジャパニーズニンジャの動画のことを会話の中に混ぜていたが、彼は動画に映っていたイレギュラーなどに一言も触れなかった
また、練馬ダンジョンには踏破した日が初めて入ったと言っていたので彼はジャパニーズニンジャでは無いことがわかった
「85層から登ってくるような人物が他の人に踏破を譲るかしら、セイラ」
「<うーん…どうだろうね…日本人は譲り合いの文化と聞いたことがあるから、そうなんじゃないか?>」
「でも、何か腑に落ちないのよね…」
「<まぁ、今度日本に行く時に探せば良いじゃないか>」
「そうね…フフフッ…会った時が楽しみだわ…」
私はセイラとの電話を終わらせ、今度日本に行った時に会うであろうジャパニーズニンジャに想いを馳せて眠りについた
読んでいただきありがとうございます!(´▽`)
読んだ後に良かった点や気になる点を感想に書いてくれると助かります
後、忘れていましたが評価していただければありがたいです
では、次の話で会いましょう!!
 




