12話〜決着〜
どうも!バラッパーです!
さぁ、滑り込み今日最後の話です!
実とエンジェはゼウスとどう戦うのか…
さぁ、楽しんでください
”ハ〜ハッハッハッハ〜!!良いなぁ実!さぁ、死ぬまでヤリ続けようぜ!”
「はぁっはぁっ…あいつ、この速度で動き続けてんのにずっと笑ってんぞ…おいエンジェ、あいつはスタミナバカなのか?」
”う〜ん、そこまで体力多くないと思うよォ〜”
「なら、このまま”ムリだよォ〜”はぁ?」
”だってェ〜人間と神話種の間にはァ〜隔絶された差が有るんだよォ〜”
「んじぁ、白い旗フリフリして降参するかぁ?」
”あいつ、君のこと相当気に入ってるからァ〜…多分そんなことしたら即達磨からの愛玩道具エンディングだねェ〜”
「うぇ、ヤダよんなクソエンディング…でも、策はあるのか?」
”あるはあるよォ〜”
「あんなら早く言えよ!?で、なんだ?」
”そのために後5分!逃げてねェ〜”
「はぁ!?後5分もかよ〜!?」
”ハハハッ!何喋ってるからわかんねぇけどよぉ、早く四肢モガせろ!!”
「あいつ怖ッ!?キショいこと言ってる!!」
”んな事言うなよ興奮するだろ!!”
「ああ、あいつ無敵や…」
(でも、5分も逃げれるか?あいつは光速、俺も光速…後重要なのは逃げの技術か…)
”君、鬼ごっこで逃げ切ったことないじゃァん”
「なんでんな事知ってんだよ!!」
”過去を見たんだよォ〜 さぁさぁ〜頑張ってねェ〜”
(ああクソ!!何やるか知らねぇけど、走るしか無い…
周りは神殿…でっかい木…ホントに何もねぇな!?)
「おい、ゼウス!!もっとなんか豪華にしとけよ100層ならよぉ!!」
”私も昨日来たんだよ!!逆に一日でここまで作り上げたことを褒めて欲しいね!!”
あれ使うか…
(第一隠蔽魔術:ミラージュ…50重)
”あ?隠蔽魔術か…いいね…かくれんぼってわけか”
ゼウスは実の姿が見えなくなったのに気づき、まるで新しい遊びを始めたかのように八重歯を見せながら笑う
(よし、かくれんぼなら速度勝負じゃない…子供の頃にかくれんぼやってて置いてかれるくらいの影の薄さを見せてやる!)
”そんな可哀想なことで誇らない方がいいよォ〜”
(うるせぇ!!お前は早く準備しろ!)
エンジェを黙らせ、抜き足差し足忍び足で逃げようとした時、今までまるで見当違いの方向を見ていたゼウスが急に俺の方向を向いた
”ハハハッ…見〜つけたァ〜”
まるで狩人が痛めつけた獲物を探し出したように…目が合った瞬間、全身の毛穴から汗が吹き出すように流れた
”もう、慣れちゃったその魔術”
(おいおいおい、マジかよ…)
今の言葉から察するに神話種共は魔術への適応能力があるらしい、マジかよ…なんてクソゲーだよ
”次は何で遊ぶか?追う逃げるはもう疲れたな…そうだ!ドッジボールしよう!”
「は?ボールはどこだよ…」
”そりゃ、これだろ”
ゼウスはそう言うと雷霆を丸め、まるでボールのようにした
「魔術の形状変化!?」
”へぇ、お前知ってんのか…まぁ、今は良い…それよりも!ドッジボールだ!ドッジボール!”
(おい、エンジェ…早くしろ…)
”あァ〜良いっすよォ〜準備万端よォ〜”
「ハッ…残念だが、ドッジボールは出来ないな」
”なんだ?降参か?今ならまだ達磨で済ませてやるぜ?”
「ちげぇよデカ女…お前を倒す準備が整ったんだよ」
”へぇ?そりゃいい…じゃあ、見せてみろよ まぁ、俺を殺すには届かねぇだろうけどな”
「言っとけ…おい、エンジェ…使うぞ」
”はいよォ〜”
「”天体下界!!”」
読んでいただきありがとうございます!(´▽`)
読んだ後に良かった点や気になる点があれば感想に書いてくれると助かりますm(_ _)m
では、また次の話で!!




