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「さようなら、またね」閉じた惑星間ゲートからのメッセージ

作者: 佐久ユウ

とある作品に触発されて、書いた物です。「なろうラジオ大賞4」に応募中。

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『惑星間ゲートで移動者2万人安否確認できず』

地球フロントと木星フロントを繋ぐ惑星間ゲートが木星の磁気波により故障。宇宙船の廃止により、ゲート普及半世紀後、大規模な事故の対応は遅れ半年後、地球連邦政府は閉じた時空内の観測は不可能として捜索はしない方針の中…

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『また会おうね』と言いたかった


木星への扉の前、貴方が居るはずの場所で


花束をゲートに手向けた


言うのはいつも事で、来週末を待つ


当たり前のような言葉で


告白もした


惑星間ゲートで、そのゲートが時空に閉ざされた日に


ありがとうと言われなかったけど


笑顔を見せてくれたら


期待したかった


帰ってきて一生側にいてくれる事を


待ち望んでいるのに年月が経ち過ぎた


最後の贈り物


閉じられた空間で、今も煌めくのは


簡単には言えなかった言葉


開かぬ地球への扉の前で、意を決してつぶやく


「さようなら」


#

通知が一件届いています「下から読んで下さい」

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ネタバレ含みます。

上からが地球人視点。下からが木星人視点です。

やってみて分かったら事ですが、とっても難しい。仮にノミネートされたら、それはもうプロの演技力に頼るしかないかもしれません(弱気)

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― 新着の感想 ―
[良い点] 胸が締付けられる様なストーリーと、見事なレトリックのSFでした。 ありがとうございました!
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