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僕と彼女 彼女と僕  作者: Miru
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けい君とななちゃん

21歳大学生の僕と23歳社会人の彼女のほんわか日常が始まる。

僕には交際3年、同棲1年8か月の彼女がいます。

彼女は23歳で僕の2つ上です。23歳の誕生日の日にケーキを買っていきました。チョコレート尽くしの小さなホールケーキです。僕は律儀に蝋燭を23本きっちり立ててサプライズしました。たちまちケーキは蝋燭だらけ。僕はうっかり

「もうおばあちゃんみたいだね」と言ってしまいました。脛をゴツンと蹴られました。痛かったです。でも、凄く喜んでくれたので満足でした。

あっ、あと「あーんして」と上目遣いで言ってくるからはちょっといじわるでした。


私には交際3年、同棲大体2年くらいの彼氏がいる。

彼は21歳で私の2つ下。私は彼の21歳の誕生日、例年通り盛大に祝おうとした。去年はシャンパンタワーをジンジャーエールで作った。彼はお酒が苦手だから。可愛いヤツめ。

そして、今年はプロ野球のヒーローインタビュー風に誕生日会をしようと思った。

やり方は少しめんどくさい。まず、ベットをお立ち台にする。背景は色んなスポンサーの描かれた壁紙を貼る。マスコットの代わりには猫の抱き枕を3体準備。全部私のだけどね。さらに、百均でマイクを購入。おもちゃのやつね。カメラのフラッシュも欲しかったから、ピカピカ繋がりで安っぽいミラーボールも買った。光ってればいいでしょ。

準備万端。あとはバイトから彼が帰るのを待つだけ。部屋の電気を全て消す。…帰ってきた!私はミラーボールを点灯させマイクを持ち彼に突進。彼は驚いて後退。ドアに頭をゴツン。私は慌てて撫でてあげる。落ち着いたらお立ち台へ。私はプロ野球さながらのヒーローインタビューを始める。

「ヒーローインタビュー ヒーローインタビューです。けい君は今

日で23歳になられましたが今の心境は?」

彼は驚いたふうに「えーっと、嬉しいです。」と。

「今年の目標は?」

「勉強とバイトです。」

「将来の夢は?」

「えーっと、ななちゃんと幸せに暮らすことです。」

「いい夢です…えっ」

この野郎、急にぶち込んできた。私のライフはもうゼロ。赤面中のけい君に飛びついてムギュってする。困惑するけい君。でも、頭を撫でてくれて、私の幸福度は絶頂。そのあとはけい君をインタビューネタでいじりまくりショートケーキを食べてハッピーバースデー。もう1回頭を撫でてもらって一緒に寝た。ビビりなくせに時々こんなだからずるいな。

来年の誕生日はやり返そうと思う私は子供だ。

次からは連載っぽい短編が続きます。

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