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敵艦隊ヲ迎撃セヨ!!  作者: 信濃
9/26

九話 会合

9話です。どうぞ

「号外!号外!」

帝国新聞から出された無料配布の号外は大きく呉で起きた大事件を発表していた。朝刊を手に取った民衆はみな手に取ったまま驚愕していた。

勿論それも大事件だがある記事に多くの目は見入ってしまっていた。


その記事はこう書かれていた。




ーー戦艦陸奥ーー瀬戸内海ニ沈ムーー

大日本帝国聯合艦隊 戦艦1隻 轟沈 戦艦4隻大破

          重巡洋艦 2隻大破 軽巡洋艦 1隻中破

     ソノ他軍艦、艦船ニ被害甚大ナリ



聯合艦隊司令部と日本はどん底に落とされていた。

今まで戦艦の花形であり国民から人気だった長門の同型艦の陸奥が沈んだのだである。話は変わり、とある旅館に軍人達が集まっていた。

各省で会議を行いマスコミにかぎつけられるのを防ぐためだ。


顔ぶれとしては聯合艦隊司令長官、海軍大臣、陸軍大臣、内閣総理大臣などが集まっていた。

「海軍は何をやっとるか!!」

会議が開かれた瞬間陸軍大将で参加していた小磯国昭大将がどなった。

それを発端として他の陸将たちからも非難の声が続いた。海将たちは何もいえなかった。陸将たちが言っている事はもっともである。惨敗だった。

日本は海洋国、周りには海しかない。外敵から日本を守るには海軍が必要なのだ。今日・・・その日本海軍は壊滅したといっていい!

それは日本を丸裸にされたのを暗示していた。

陸将の意気に飲み込まれてしまっていた海将たちだったが・・・ある一人の男は違った。

「確かに今回は海軍の対応が遅くなりました。それにつきましては私が代わり陳謝いたします。今日皆様に集まっていただいたのは他でもありません。

これからの日本・・・我々はどのようにして戦争をするのかを決めたいと思ったからです。」

低く落ち着いた声が一室に響いた。その声を聞いた陸将たちの声は次第に小さくなっていった。その後の案の提示など陸軍が反論できないような話の進め方をして独壇場に立っていた。「山本長官を黙らせたり、論破できるのは山本長官しか居ないだろう」と、参加していた山口多聞はこの日の出来事をこう手記に記している。

「敵は・・・どこなのだね?」

皇族代表として右奥の上座に座っていた高松宮宣仁親王(以下高松宮と記させていただきます)が山本長官に聞いた。

実質今までの山本の言動には敵国についていまだ触れられていなかったからだ。陸軍も海軍も情報が全く無く次の山本の発言に耳をすませていた。

「分かりません。敵搭乗員の捕虜を捉えることが出来ず、何も情報がありません。」

ですがー、と続けようとしたが今度は海将たちからも声が上がった。

「我々はどこと戦えばいいのだ!?」

会場はパニックに陥った・・・
















「長官は何を考えておいでなのか、あれほど言葉を濁すほうがよいと私は意見具申したのに・・・話し上手の長官では珍しい事だと思った。だが言い切った後の長官の顔は笑顔だった。あの時から私たちは長官の話術にはまっていたのかもしれない。」

1939年12月8日  宇垣纏  手記より抜粋


お久しぶりです。久しぶりの投稿です!

原稿はだいぶ出来上がってるのですが・・・部活があったり補習があったり・・・夏休みデッドヒートです!

さて、一つ矛盾に気が付いたんですが・・・それはなんでしょう?

このあとがきではありませんよ?小説でです。

まさかこれを間違えるとは!と驚きましたね!

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