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【自動販売機】3話
そんな時、ついに僕は見た。
補充しに来た業者……ではなくって、自動販売機の扉が開いてるところを!
中がどうなってるのか分からないけれど、業者が居るって事だし、中身についても見れるし、なんなら聞ける!
そう思ったらいても立ってもいられず、親がうちに居るにも関わらず外に飛び出した。
親の声が聞こえたけども、構わない。
僕は自動販売機の前まで走った。
その瞬間扉が勝手に閉まる。
途中『いて!』と言う声が聞こえたと思うと一瞬とあるものが隙間から見えてすぐに消えた。
僕は見た。
あれはタコだ。
タコの足だ。
足が挟まってた。
吸盤は見えなかったし、色はグレーだったけど、タコの足だ。
いや、イカかもしれないけども、タコの方が好きだからタコって事にする。
つまりこれは自動販売機じゃなくて、タコなんだ!
そう思った後、追いかけてきた親が泣きながら連れ戻しに来た。
何で泣かれたのかは分からないけれど、僕は仕方なくうちに戻った。




