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【幸せのミルクティー】2話
「お待たせいたしました。
貴女の疲れを癒す、特製のミルクティーです。」
甘い良い香りが、私の鼻をくすぐった。
お礼をした後にまずは一口飲む。
蜂蜜の香りとミルクの深い味わいが、私の心まで浸透していった。
「今日も美味しい。」
ポツリとつぶやくように声が漏れでる。
マスターがこちらを向いてニッコリしているのが見えた。
小説を読む手も進む。
飲み終わる頃には今日あった嫌な事もすっかり忘れていた。
「ごちそうさまでした。
今日も美味しかったです。」
「それは何よりでございます。
またのお越しをお待ちしております。」
いつもの会話をしてお支払いして帰る。
私の1日はこうして進み、そして帰ってからゆっくり眠りにつくのだ。
幸せの一時だ。




