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【幸せのミルクティー】1話
「あーあ、今日も残業。疲れたぁあ。」
電車に揺られて、降りた後はいつも行きつけの喫茶店に寄る。
珍しく夜遅くまでやっているこの喫茶店は、まるで私の為だけに開けているかのようにほのかに明かりをつけて待ってくれている。
「いらっしゃいませ。本日も”いつもの”でよろしいですか?」
喫茶店のマスターは穏やかなジェントルマン。
めっちゃくちゃイケおじでかっこいい。
正直マスターを見る為に来てる様なもん。
「はい!今日も蜂蜜たっぷりでお願いします〜。」
「かしこまりました。」
ああ、至福。眼福。最高。
この会話だけでも疲れが吹っ飛んだわ。
そんな想いを浮かべながら、小説の続きを読む。
電子書籍ではなく、紙のタイプで。
その方が雰囲気にあってて知的でしょ?
まぁ内容は恋愛モノだけどね。




