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【夢と現実の狭間で】2話
「__……ああ、やっと着いた。」
砂漠の向こうに街が見えた。
1面の砂に囲われた街。
サボテンや四角い住居と思われる建造物。
ボクは喉もカラカラだから何とか水を貰うため、街でまずは人を探した。
ただ、どれだけ探しても居ない。
人の気配がないのだ。
でも確かにそこには人が居た形跡はある。
お店に陳列されている食材はどれも新鮮そのもの。
家を覗けば鍋に火がかかってる。
散らかっている洋服はまるで、さっきまでそこに人が居た、という主張をしているようだった。
「どうして誰も居ないんだろう……。
まるで突然消えたみたいだ。」
ボクは考えた。
「そうだ。きっと人々は悪いやつに捕まっているんだ。助けに行かなきゃ!」
そうしてテレポートの呪文を唱えると、僕の身体は一瞬で姿を移し、敵のアジトへ向かった。




