第六話 学校
そして、俺たちは家に帰り、マラナさんの料理を食べた。
何か今日はより美味しく感じた。そして俺たちはまた三人でベッドで眠った。
ZZZ。
翌朝
いつも通り、マラナさんの朝御飯を食べて、今日は美憂を連れて外に出る。今日はマラナさんも着いてくるそうだ。
そして、町に着き、ギルドの前で立つドームさん。
「あ、ドームさん」
俺は駆け寄る。
「なんだい?新しい奥さんかい?」
ドームさんが俺に聞いてきた。
「いやいや、マラナさんはお家を貸してくれている。いい人なんです奥さんでは無いです」
俺はそう答え、マラナさんの方を見る。
「え?」
マラナさんは少し悲しそうな目をした。
「あ!ごめん。奥さんだよ!優しいマラナ」
俺はそう答えたら、
マラナさんは笑顔になった。
神様、俺はいつからマラナさんの夫になったのだろう。
「ほら、行くよ」
ドームさんがそう言った。
俺たちは学校に向かい、ドームさんが色々話し俺たちは中に入る。
学校内は日本と同じでクラスもある。何か懐かしさを感じた。俺も小さい頃学校で色々とやったな。
そして、ある教室を見せられた。
「ここは?」
俺がドームさんに聞く。
「ここは、家族クラスって言ってね。親も勉強できるクラスなんだよ」
ドームさんがそう言った。
「えー!!!!」
俺はメチャクチャ驚く。日本なら学校は子供が勉強する所になので大人が入る時はほぼ無い。
「何驚いてんだい。まぁ、あんたは仕事が休みの時にでも、美憂ちゃんと行ったらどうだ?」
ドームさんはそう言ってくれた。
「ありがとうございます。これなら少し安心します」
俺はドームさんにお礼を言った。
マラナさんも頭を下げてれている。
「いいんだよ。よく言うだろ、困ったときは助けるって」
ドームさんは俺たちにそう言った。
「ふふ、君たち。ここのクラスに入るのかね?」
急に後ろで声がした。
「うわぁ!ビックリした」
俺は胸を押さえる。
「すみません。ここのクラスの担任です。あなたたちの他にここに三人くらい、来るそうですよ」
その担任の人が言った。
「あの、お名前は?」
マラナさんが聞く。
「ああ、この人はハター・マオ。私の息子だよ」
ドームさんが担任の肩に手を伸ばしそう言った。
「へぇー、息子さんなんですね。これからよろしくお願いいたします」
俺は頭を下げる。
「ああ、こちらこそ」
担任のハターも頭を下げる。
そして、俺たちは学校を出た。
「今日はありがとうございます。色々と」
俺はドームさんに頭を下げる。
「いいんだよ。それより明日は仕事だから、それと美憂ちゃんは学校だから」
と言って、ドームさんは家の方に帰って行った。
「マラナさんは明日、美憂と学校行ける?」
俺がマラナさんに聞く。
「行けるわよ。じゃあ明日美憂と学校に行くね」
マラナさんは笑顔でそう言った。
「学校?」
美憂はあまり分かってないようだ。
そして、俺たちは家に向かって歩いた。
手を繋ごうとしたら、マラナさんから手を繋いできた。
俺はドキッとした。
何か懐かしい。妻と初めての手を繋いだときくらい。
そして、歩いている内に家につく。
「はぁ、今日は魔物出てこなかったな」
俺はそう言った。
「これのお陰よ」
マラナさんはポケットから袋に入った粉を見せた。色は白。
「か、覚醒剤か?」
俺は聞く。
「覚醒剤?なにそれ?これはしゅおよ」
マラナさんはそう言う。
「しゅお?」
俺は少しだけ粉を手に取りなめた。
「しょっぱ!」
俺はそう言った。これは塩だな。塩もあるのか。
「そりゃそうよ。これは料理ふりかける物なんだから」
と言いながら、粉の入った袋を棚に置く。
「なぁ、それ俺たちの世界では塩って言うんだ」
俺はマラナさんにそう言った。
「へぇー、塩ってなんかいいね」
マラナさんは笑顔でそう言ってくれた。
俺も笑顔を返す。
「仕事も勉強も頑張るか」
俺は心のなかでそう言った。
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(byドーム)
ねぇ、僕たちは?
(byフレア)
あんたらは作品がちがーう!!
(by花冠椛)
ごふぅ
(byフレア)