第五十八話 奇跡の技、覚醒
美憂側
「くっ!なんなの!あんた!何者!」
私は敵の攻撃を避ける。
女は笑いながら
「私を倒せるかしら?あなたは魔力は高いけど、剣の技術はそこまでだね。
私の技を見せてあげる」
女は構え、
「はああ!!!」
一瞬で私の間合いに現れ、
「雷電斬り!!」
女は私の腕を斬りつける。
私腕から血が垂れる。
少しずらしたがすべて避けきれなかった。
「くっ!!なんて速さそして手が少し痺れて」
なんと雷電斬りには痺れ効果があるのだ。
「まだまだいくよ!火炎斬り!!」
女は更に攻撃してきた。
「避けるわけにはいかない!
ある本で知ったこの技を試してみる!」
私は剣を構えながら
息をはき、
「死を覚悟したのね!敵ながら素敵ね!」
女は剣を私の方に振る!
「覚醒!!!」
カン!!
剣が相手の剣とぶつかる。
くっ!失敗だ。言った瞬間に剣にぶつかるより速く動くはずなのに。
「何?防いだだけね。
それがあなたの本気?
つまんないね。あなたの技も攻撃も魔法も!」
女は剣を振る!
「くっ!なんなのよ!あんたは急に襲いかかってきて!なんなのよ!」
私は一瞬の隙で避ける。
「あらら?言ってなかったかしら?
私の名はバン。一度あなたに変装したのよ。
でもさ、バレちゃったんだよね。
サナとあなたのパパに」
女は自分の剣をジーと見ながら答える。
こいつがあの時私を気絶させた女、
なら、倒すのはパパでもサナでもない!
「私があなたを倒す!もう覚悟は出来てる!
やる!」
私は剣を構える。
「また、そのワケわからない技?
ふざけてるの?
本気で来ないと死ぬけどいいの?
まぁ、いいや面白くないしこいつを殺るよ。マラナちゃん」
バンが剣を振る!
「覚醒!」
私は叫ぶ!!奇跡の技を!
カン!!
さっきのように剣がぶつかるが
何だかさっきよりなんとなくなれたような?
変な感じだけど!
やるしかない!
「また剣が速く動いた!なんなの?あなたの技、
覚醒?聞いたことも無い技。
でも、未完成のようにみえる!
なら、完成する前にあの女の首を斬る!」
バンは剣を構える。
あれは雷電斬り!?
速さで勝負に来た!未完成の覚醒では雷電斬りの速さには勝てない!
・・・!そうか!あれを使えば!
「終わりよ!雷電斬り!!」
女は雷電斬りを使う。
「守りのバリア!」
私は全力で叫ぶ!!
すると剣がゆっくりと私に来るのがみえる。
何?守りのバリアはこんな能力だっけ?
ママに何かあったのかな?でも先にこの女を。
それにこのスローなら避けられる!
私はゆっくりと避ける!
この技なら勝てる!でも、ママの力を借りている技だからあまり使うのは本人の魔力にきついかも。
やっぱり、あの技で決めるんだ!
今度こそ!やれる!
「へ?避けた?あり得ないわ?!
雷電斬りを避けるなんて!
何をしたのよ!何をしたのよー!」
バンは怒りのままに剣を振りに来た。
「見せてやる!私の攻撃を!」
相手の剣が近づいてくる。
「覚醒!」
私は叫ぶ。
すると、一瞬でバンの後ろに着く!
決まった!覚醒の力が!
「終わりよ!超疾風斬!!!」
私は剣に力を込めて振る!!!
それは突風?いや、台風以上の風が吹き、
バンの首がぼとりと落ちる。
「はぁ、はぁ、はぁ」
私は息を整えようとしたとき
うぐっ!と痛みがしてばたりと倒れる。
これは覚醒の反動?
私はそう考えながら倒れるのだった。
地味、ザーラ側
「何?今の風?まさかバンがやられたのかしら?
まぁいいやあの女はゴミだしね」
マラナはそうにっこりとこちらを見つめる。
美憂の力を感じた。
どうやらやれたようだな、美憂。
俺もやるぜ。マラナに勝つ!
アレス王国の未来の為に!
「あなたも良いことがあったのね」
マラナはにっこり聞いてきた。
「ふん、そうだな。俺も美憂のように勝たせてもらう! 覚悟しろよ!」
俺は剣を構える。
「ザーラ、お前はそいつの味方をするつもりなら、元仲間のお前を全力で止めるつもりだ」
ガオンはザーラに向かって言う。
ザーラは嬉しそうな顔をし
「当たり前だ。全力で来るなら俺も全力でお前を倒す。この命が尽きるまでな!」
ザーラはガオンに向かって言った。
始まる。アレス王国の未来をかけた戦いが。
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あと見てくれている人はありがとうございます。
美憂の技、覚醒!
瞬間的に動く、反動が凄く一回使うだけで
体に高負荷が。




