第五十二話 美憂の偽物
俺たちは謎の者を追いかけていたが見失ってしまった。
しかし、あるアイテムが落ちていたのだ。
守りの盾と言うアイテムだそう。
一度だけどんな攻撃も弾き返すアイテム何だって。
ヤバイだろ。
まぁ、何度も言うが一回だけなんだけどね。
レアなアイテムを広いギルドに戻るのだった。
戻るとサクラさんと美憂は眠たそうな顔で待っていてくれていた。
ララはサクラさんに抱かれながら眠っている。
「ごめん、逃げられた」
俺は二人に向かって言った。
「そう。逃げられちゃったんだね相手の顔でも見えた?」
美憂はあくびをしながら俺に聞いてきた。
「あいつが窓から飛び出したときに少しだけだけど、頬に傷があった。それしか見えなかったな、
でも、う~んでもなぁ~」
俺はそう言った。
「何か気になる所ががあったんでしょ?」
美憂が続けて言う。
「そう、剣があの時女を連れ去った男の剣に似ているんだよ。
確か名前はアレルハートだっけ?そんな名前だっけな?」
俺はうろ覚えながらもみんなに向かって言う。
「じゃあそのアレルハートさんが葵さんを狙ったって事?そいつ何者なの?地味さんは出会ったんだよねそいつに」
サナが俺に向かって言ってきた。
「うん、美憂と俺が見た。正直あいつは名前だけ言ってどっか行ったからな。
何者かも分からん」
俺は正直な答えをサナに向かって言う。
「ふ~ん。それよりも私たちがやつを追いかけてたときギルドは大丈夫だった?」
サナは笑顔になり美憂の方を向き言った。
「うん、特に何もなかったよ。
それよりも早く家に帰ろうよ」
美憂はみんなにそう言った。
するとサナは笑顔を消し
「ねぇ、美憂。美憂の母親の名前言ってみて」
サナは突然そう聞いてきた。
「うん?やだなぁ~分かるよ。私のお母さんはマラナさんだよ」
美憂は笑顔でサナに向かって言った。
え?マラナさんは確かにお母さんだけど。
でも美央のことを聞いてみるか?
「なぁ、美央って知ってるか?」
俺は美憂に向かってそう言った。
すると俺の方を向き
「美央って誰?またパパ違う女の人を連れてきたの?
ママに怒られるよ」
美憂は笑顔で俺に向かって言った。
俺はため息をはき
「美央はお前の本当の母親だ。それにマラナさんのことを美憂はママと呼ばないよ。
マラナと呼んでるよ。
お前美憂じゃないな?お前は誰だ?」
俺は静かに美憂の方を向き言った。
すると美憂はクスクスと笑い
「あはは!バレちゃったかぁ~!バレずに家に着き寝ているところをみんな殺そうと思ったのになぁ~。
あはは!バレたらすることは1つだよね。
バイバーイ!」
美憂の偽物は笑顔で何処かにワープをした。
「なんなんだあいつは!それよりもサクラさんは本物か。
それよりも美憂は」
俺たちは急いで中に入った。
すると、受付前に倒れている美憂の姿が!
まさか!既に!
「美憂大丈夫か!」
俺は声を大にして美憂を揺らす。
すると
「う、うぅ」
美憂が応える。
「お、生きてるか。良かった」
俺は安堵し美憂を抱きしめる。
そのあと美憂に聞いたのだがどうやら後ろからやつに殴られ気絶したのこと。
一体何者だ。
アレルハートぽい男と美憂に化けている者、
くそ!何で俺たちを狙ってくるんだ。
俺たちは普通に暮らしたいだけなのに。
「やつらを見つけたら何か対策をして捕まえないと」
情報なしだとやられるのはこっち側だ。
「ダウンフィールドを使うのはどうでしょうか。
こちらのスピードは落ちてしまいますが、バリアを張ればスピードが下がる事はありませんし、
まぁ、あちらがどう行動するか分かりませんけど」
と唐突にアランさんがみんなに向かって言った。
「確かにその方法なら相手も捕まえやすいですしね。試すだけ試してみましょ」
葵さんは少しやる気満々だ。
「よし!試してみるか」
俺は遠くを見つめるのだった。
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