第五十一話 守り盾
葵の友達が何者かに殺された。
ザーラかあの魔物使い男の可能性がある。
なぜ、狙ったのだろう。もしかして、知ってはいけないことを知ったとでも言うのか。
「さてと、仕事仕事」
俺は自分の席に戻り仕事を再開する。
葵さんは隣の部屋で眠っている。
「ねぇ、私たちの町にまたあいつら来ないよね?」
美憂が唐突に聞いてきた。
「どうだろう、でも葵さんを狙っているから来るだろうだな。
その時には何か対策しておかなくては。
「でも、葵さんは何を入れられたのかな?やつらの大切なものなのに何で葵さんの中に入れるなんてね、普通なら自分が持っておけばいいのにね」
美憂は俺に向かってそう言った。
そうだよな、なぜなんだろう。
隠す場所でも無かったからたまたま居た葵さんに入れたんだろうか?
入れる魔法とか使って。
そうして時間は過ぎていき
18時になる。
「ふー、ようやく終わりだ~。
さ、さっと片付けて帰りますか」
俺は机の書類などを整理し、帰る準備をする。
他のみんなも帰る準備をしている。
「あれ?葵さんは?」
俺は辺りを見渡す。
しかし、部屋から出ていないのか?
いや、まさか!
「きゃー!!」
葵さんの悲鳴だ!
「葵さんの悲鳴だ!いくぞ!」
俺は部屋に向かって走る!
間に合ってくれ!
部屋につく俺たち!急いで部屋に入ると、
中で襲われそうになっている葵さんの姿だ!
「何しやがる!このやろ!!」
俺は葵さんの前に立つ。
「地味さん!」
葵さんは俺にそう言った。
暗い部屋なので相手の顔が見えないが!
「ちっ!もうすぐで奪えたのに!
くそ!逃げるか!」
相手は窓から飛び出し逃げ出した。
その時月の光で少しだけ見えた。
顔の頬に傷があるのを。
「あ!逃げやがった!」
アランさんは追いかける。
「あ!待ってアランさん!」
サナも追いかける。
「ちょ!仕方ない!二人を追いかける!サクラさんはララとここにいてください」
俺はそう言い葵さんを連れて追いかける。
美憂はサクラさんと残るみたいだ。
二人を追いかけながら
走ること数分。
なんとか二人に追い付いた。
「はぁ、はぁ!二人とも速すぎだよ。
それよりあいつは?」
俺は息を切らしながら二人に聞く。
「いや逃げられた。あいつワープで逃げやがった。
全く何物なんだあいつは」
アランさんは辺りを見渡しながら俺に言ってきた。
「多分、ザーラとかの仲間だと思います。
葵さんを狙っているから多分そうだと」
俺はアランさんにそう言った。
「葵さんは出来るだけ1人にしてはいけないぞ。それと何かバリア系のアイテムがあればいいが
そんな、レアなアイテムなんてこんな辺境な場所にはないからな」
アランさんはそう言った。
ピカッ
俺の目に小さな光が目に入ってきた。
「うん?何か光ったような?見てみるか」
俺は光る方に歩く。
近づいてみると、盾のマークがあるバッジのようなものを見つけた。
「うん?どうしたんですか地味さん?
うん?それは!」
アランさんは驚く。
「何ですかこれは?」
俺はアランさんに聞く。
「これは守りの盾だ。危険な時に一度だけ攻撃に魔法、何もかも弾き返すバッジ見たいなものだ!
なぜこんなレアなアイテムがこんなところに」
アランさんは驚いている。
それだけレアなアイテムなんだろう。
「これまだ発動していないみたいね。
葵さんこれを持ってれば大丈夫よ。
まぁ、一度だけだけれどね」
サナは葵さんに向かって言った。
「何で発動してないって分かるんだ?」
俺はサナに聞く。
サナはため息をはき
「こういう一度きりのアイテムは使うと砂のようにさらさらと壊れるのよ。
知らないの?」
サナはそう聞いてきた。
「へー、はじめて知りました」
俺はサナに向かって言った。
「まぁ、それはともかくこれを持っていてください」
アランさんは葵さんにアイテムを渡すのだった。
「ありがとうございます」
葵さんはお礼を言う。
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