表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界でも俺はサラリーマン  作者: 花奈冠椛
始まりの町。アルス町、そして戦いは決戦へ
39/62

第三十八話 葵

地味側



俺は家を出て隣の王国を目指す。その王国はアルス王国と仲が良い王国だそうだ。

新しい場所だから少し不安だな。

まぁ、一週間なんだけどね。



俺は道通りに歩く。

すると、急に魔物が目の前に現れる。


ぐがぁー!

こちらに来た。


「一人でもやって見せるさ!スラッシュ!」

俺は剣を思いっきり振る。


ぐおぉ!


魔物に直撃!ばたりと地面に倒れる。



「ふぅ、この年でもやれるみたいだな」

俺は剣をしまい前に進む。

魔物はいたって簡単。突っ込んでくるタイプと考えて動くタイプ。

普通の魔物は突っ込んでくるタイプだから余裕な訳。

俺でもやれる。


そうして、道なりに進んでいくと小さな家が見えた。

うん?こんなところに家なんてあるのか。

不便そうだな。

と思いながら家の前を通ろうとしたとき、


家の扉が開く。

俺は扉の方を見ると一人の女性が立っている。

しかし、俺は少し警戒をする。

なぜなら、女性が片手に持っているものは包丁なのだから。



「あの?どうかされましたか?」

俺が女性に声をかける。

不気味だな。


「もしかしてこの先の王国に行くのですか?」

女性は逆に質問してきた。



「はい。そうですけど人が足りないから来てくれと言われまして」

俺はそう答える。



「あの、その王国は昨日滅ぼされたんです。王国内に侵略者が現れたそうでそれで王宮の人たちは全滅。町の人たちも何百人と殺されたそうです。今あそこは廃墟状態ですよ」

女性はそう言った。

俺はは?って思う。王国が一日で滅ぶ?あり得ないだろ。日本でも一日で滅ぶわけないのに。


「あの、冗談ですか?」

俺はそう女性に聞く。



「冗談じゃないです。それに私たちはあの王国から逃げてきたんです。侵略者たちに襲われて」

女性は震えながら答える。

本当の事を言っているのか?

でも、本当なのか?


「その包丁はなんで持ってるんですか?」

俺は少し警戒しながら聞く。

いつ襲ってきてもいいように。


「これはあなたが侵略者の一人かも知れないと思いまして。ごめんなさい」

女性は頭を下げる。

いい人なのか。警戒するのは当然だよな。



「でも、手紙で来たんですよね。来て欲しいって人手が足りない。書類をする人がかぜで休んでいるって」

俺はそう女性に言った。



「それは侵略者の手紙でしょう。その場所に来て殺し、金目の物でも取るためでしょう。そうしかあり得ません。私の友人が逃げながら言っていたんです。「ギルドがやられた。中の人はみんな死んだ。逃げなきゃ」ってだからそれは偽物の手紙。あなたを誘い出すための」

女性はそう言った。

そう言われたらそうなのかなって思う。


「そうですか。分かりました一旦自分の王国に戻ります」

俺はそう言った。


「ちょっと待って!もう昼頃。着く前に夜になる。だから私の家に泊まらない?私も一人だと不安だから」

女性はそう言った。

どうしようか。女性の家に泊まるなんてう~ん。


「それにさっき嘘をついたの。私はこの世界の人間では無いの。日本。知ってるでしょ」

女性はそう言った。

え?日本。なら俺と同じように渦に飲まれて?



「分かりました。泊まります」

俺はそう言い中に入る。


家の中は綺麗であまり物がない。

最低限の物があるだけ。



「あの?日本ってまさか渦に飲まれて?」

俺は女性に聞いた。


「名前を先に言った方が良いんじゃない?」

女性はそう言った。

それもそうか。名も知らない人に教えるわけないよな。


「ごめんなさい。俺の名前は山田地味。何年か前にここに来て、娘と生活してます。今はギルド仲間と王国の妹と暮らしてます」

俺は自己紹介をした。

久しぶりな気がするな自己紹介なんて。



「王国の妹?スゴい人と暮らしているのね。私は田中葵(たなかあおい)。私は最近この世界に来たの。公園を歩いていたら渦に飲まれてね。この家は元々人が居たのだけれど、その人が亡くなってね。それで拾われた私がこの家に住んでるってわけ」

葵はそう言った。

やっぱり公園なんだな。



「王国に買い物に行ってるときにその王国で事件が起きた。それが私が言った王国崩壊事件。王国内はボロボロ、建物は窓が割られてたり死体もあったそうよ」

葵はそう言った。



「誰から聞いたんですか?その情報は?」

俺はそう言った。

あったそうよ、その言葉は誰から聞いたときにしか使わない言葉だ。



「情報提供してくれてる友人が居るの。その事件次の日にその場所に行って見てきたんでしょうね。惨劇を」

葵はそう言った。

情報提供者か。俺も知りたいとこ教えてくれるのかな?


「なぁ、情報提供してくれた人に手紙で送ってくれないか?俺が知りたい事を」

俺は葵にそう言う。



「何?別にいいけど」

葵はそう言った。



「ザーラってやつを調べてほしい。そいつらは俺たちを狙って来ている。それも何回も」

俺は葵に向かって言った。



「う~ん、希望は薄いけどいい?」

葵は聞いてきた。


「構わないよ」

俺はそう言った。


そうして、葵は手紙を書き、ふっと投げると浮き暖炉の中に入っていった。


「え?どこに言ったの?」

俺が聞く。



「ああ。ここから外に飛ばすのよ」

葵はそう言った。

へぇ~何か魔法ってスゴいんだな。


コメントと評価お願いします。

あと見てくれている人はありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ