第三十三話 ある島
家が目前に迫るとき、男が現れた。そいつの名はザーラ、美憂がサラと一緒に出会った敵だ。
「覚悟だと、お前たちはなんの目的で俺たちを殺す!何が気に入らないんだ!」
俺が声を出す。
普通に生活したいのに、なぜこんな怖い目に会うのか。
「俺たちの目的はある島にこれるかどうかを見ているに過ぎない。お前らがあの島に来るほどの力があるか見定めさ。弱ければ殺す。それだけだ」
ザーラはそう言った。
島?そこにボスが居るのか?
いや、今は目の前の敵だ。
「島?このアルス王国の外だと言いたいの?」
サクラさんが声を出す。
サクラさんも気になっているのだろう。
「その通りさ。だが、あそこには行かさん!なぜならお前らはここで殺されるからだー!メガファイアー!」
ザーラが魔法を放つ。
「くっ!急に放つなんて!お返しよ!デッドサンダー!」
美憂は唱えると空が曇りだし、黒い雲が現れ、
「ま、まさか!避け」
ドカーン!!!
雷が落ちる。
「危ないだろ美憂。急に雷を落とさないでくれ」
俺はサクラさんをお姫様だっこした状態で美憂に向かって言った。
サクラさんは足がガタガタしていたので今の状況が怖いのだろう。
当然だ。俺も怖いさ。
「くっ~!効いた効いた。流石魔力がアホみたいにあるだけはあるな」
ザーラは服の汚れを手で払いながら現れる。
「き、効いたがダメージが足りないのか!なら俺の本気を見せるしかない!サクラさんごめん降りて」
俺はサクラさんを降ろして武器を構える。
「何する気?魔法は飽きたけどな?」
ザーラは手で俺を煽る。
「私も居ることを忘れないでよね!メガファイアー!!」
美憂は魔法を放つ。
「くっ、なめた真似を!」
ザーラが美憂の方を見る。
今だ!今しかない!
「魔力量十分!後は狙いを定めて!よし!最大フルバーストMAX発射!!!」
俺はザーラが美憂の方を見ている隙に特大のビームを放つ!
それは真っ直ぐザーラの元に向かう。
「!、バーカ!」
美憂は攻撃に気づきビームが当たらない位置に移動する。
「な、な!なんだと!なめやがって!うん?なんだ!は!」
ザーラは気づいたがすで遅し、ビームが直撃する。
「ぐわあああ!!!!」
ザーラの悲鳴が聞こえる。
「はぁ、はぁ、どうだ。これが俺の技だ」
俺は片ひざを地面に着き、ザーラの方を見る。
数分後
「くっ、はぁはぁ!やってくれたな。まさかビームを放つ剣なんて存在するとは。お、面白かったぞ。またな」
ザーラはそう言い姿を消す。
「や、やったみたいだ、な」
俺は地面に倒れる。
少し安堵したからだ。ザーラはそこまで強くは無いがまだ力を隠してるだろう。
「だ、大丈夫ですか?」
サクラさんが声を掛け俺を起こしてくれる。
「ありがとなサクラさん。はぁ、はぁ」
俺は息を整える。
「美憂、家の中に入るぞ」
俺はそう言い、サクラさんに連れられ家に向かう。
「うん!」
サナ、もし本当にあのサナなら私の事殺したりしないよね。
私はそう思い家に向かう。
いずれ本気で剣を向けて戦うのだろうか。
サナ。私は・・・。
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