第二十二話 乱れ斬り!
町に現れた魔物を退治した俺たち、しかしそのあとにドラゴンが現れ美憂は倒れてしまう。残りの体力で俺に剣を投げ倒してと言った。
双剣、使ったこともない。
「アニメとかゲームでやってるような攻撃をすればいいのか?やるだけやってみる!」
俺は二本の剣を持ちドラゴンに向かって走る。
ぐおお!!
ドラゴンは火球を放つ。
「ぐっ!さっきよりも強い!」
火球の威力が上がっている。怒っているのか。
「おりゃ!!」
俺は適当に剣を振る。
カン、カン
弾き返される、間違いない!奴の弱点は腹だ。
下に滑り込めれば、
ぐおお!!、ぐおお!!
ドラゴンは連続で火球を放つ!
「くっ!アブねぇ!近づくだけでも大変だな!」
俺は何とか避けてドラゴンに近づく!
ぐおお!!
「よし、今だ!ここだー!乱れ斬り!!」
俺は隙をつき、ドラゴンの下に滑り込み腹を攻撃した。
ぐおお!!!
どうやら効いてるみたいだ!なら、行くぜー!
俺は更に下に滑り込み攻撃する。
ぐおお!!
「よし、今だ!」
俺はひとつだけ剣をしまい、
「殺傷斬!!」
俺はおもいっきり剣を振るった。
ぐおお!!
ドスン!
ドラゴンは攻撃が効いたのか地面に倒れた。
腹に血がドバドバ出ている。
俺の服も血だらけだよ。
くそ、洗濯が大変だ。泣ける。
「はぁ、はぁ、やったな。美憂!」
俺は美憂の元に駆けつける。
「倒したのパパ?」
美憂が少し目を開き聞いてきた。
「うん。倒した、だから戻って仕事しような」
俺は笑顔でそう言った。
美憂も笑顔で目をつむった。
俺は美憂をおんぶし、グレードさんの屋敷へと戻った。そのあと、予備の服を着せてもらった。
正直、ドラゴンは予想外。正直心の中では死ぬかと思ったよ。
「良かった二人とも、生きてて。それよりドラゴンはその場に置いてきたの?」
サクラさんが聞いてきた。
俺たちは頷く。
「ドラゴンもお金としてはいいのに」
サクラさんは笑顔でそう言った。
「いや、もう、見たくないですよ。内臓が出てるんですよ。ゲロ不可避だ」
俺はそう言った。まぁ、死体を見たくないのは当然なんだよな。誰だって。だってキモいからね。ぶよぶよしてるし。
「そう言えばさ、冒険者一人も居なかったよね。何でなんだろう。放送されたのに?」
美憂が俺に向かって言ってきた。
確かにそう言えば、あの時俺たちしかいなかった。他の冒険者たちは?何処に居たのだろう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ドラゴン、やられましたね。しかも、双剣で。
なるほど、こいつは予想外だな。日本人はやけに強い。と言うか武器になれやすいのか?
言ったでしょ!二人は死なないと!
マラナが言う。
ちっ、こっちの方は中々上出来なんだかな。
何を言ってるの!
君が知らない大陸でのことさ。まず一人と。
どうします?
そうだな。やつらの一人をこちらの王国に連れていけばいいか。そうだな。マツリとか言う女いたな。
こ、こいつですか?
マラナの横に連れられた両手両足を拘束された女子。
「う、ここはどこよ!私はフレアとパーティに入ろうと思うの!だからほどきなさい!」
マツリは男にそう言った。
男はマツリの方に近づき、
「フレアは俺たちの仲間によって殺される。だから安心してお前も俺のしもべとして動くんだ」
男はマツリの顔を手をつけ、口を開かせる。
「な、何をす、するのよ!」
マツリは抜けようと暴れるが男の力が強く動けない。
「ふふふ、これを飲むんだな!」
男はマツリの口の中に液体を流し込んだ。
「ぐっ!がっ!うぐっ」
ごく
「あああああ!!!」
突然マツリが発狂した。
男はにやけながらマツリを見つめる。
「な、何!何をしたの!」
マラナは怯える声で男に聞く。
「しもべにしたのさ。君もこうなるからね」
男はにやけながらこちらを見る。
「あ、ああ!いや!しもべに何てなりたくない!いや、いや」
マラナは泣き顔になる。それほどマラナにとって恐怖しかないのだろう。
「君の意見はどうでもよい。それより楽しみだな。この女ならやつらを倒せるか?見物だな」
男はふてきに笑っている。もはや人間ではないのか。それともアイツは人間なのか?
恐怖で体が震えるマラナだった。
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