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異世界でも俺はサラリーマン  作者: 花奈冠椛
始まりの町。アルス町、そして戦いは決戦へ
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第二十一話 ギルド再開

仕事を始める俺たち、冒険者たちも看板を見てここまで来てくれているようだ、え?場所変わったんですか?って冒険者が聞いていたのでサクラさんは一時的です。って言ってたよ。顔は笑顔だった。





「ふぅ、ようやく昼か。サクラさん。お昼だよ」

俺は受け付けに居るサクラさんに声をかける。受け付けの後ろで俺と美憂が書類作成印刷しているので冒険者の声がよく聞こえる。



「はーい、えっとこれをよいしょ」

サクラさんは受け付けの台の上に何かを置いた。



「サクラさん?それ何?」

俺は気になってサクラさんに聞いてみた。



「あ、これはお昼なので休憩中って書いてある紙を置いて置くんです。そしたら冒険者たちも紙を見て待っていてくれると思うし」

サクラさんはそう言い俺の前に座る。



「ねぇ、サクラさんはあの家に帰りたくないんだよね。何処に泊まるの?」

美憂が唐突にサクラさんに聞いた。

俺もそう思えばそうだ、家に帰りたくないとはいえ何処に泊まるのだろう。



「う~ん、それは考えていません。外で寝ます。宿屋だとお金もかかるし」

サクラさんはそう言った。


外?え?俺は口がひらきっぱなしだ。



「外ですか!ダメですよ外は。私たちのお家に泊めてあげましょ。いいよねパパ?」

美憂は俺の顔を見つめる。


俺は、は!と思い、



「そうだな。外で寝るのは危ない。変な人も居るかも知れないしな」

俺はサクラさんの方を見てそう言った。



「え?でも、地味さんマラナさんとは?」

サクラさんが聞いてきた。



「マラナが俺の立場だとしても家に泊めると思うよ。俺は困ってる人を助けるのが好きなだけだから」

俺は笑顔でそう言いながら弁当を食べる。

美憂も仕事をしながら弁当を食べている。



「そ、それならよろしくお願いします」

サクラさんは頭を下げる。



「あ、こちらこそ」

俺も頭を下げる。

これでサクラさんの気持ちが楽になればいいな。あと傷痕も消えれば。






そして、昼の時間はゆっくりと過ぎていき、午後の時間



「あの、これ。パーティを結成したいのですが」

冒険者がサクラさんに声をかける。


「あ、パーティ結成ですね。でしたらこの書類を書いてもらっていいですか?」

サクラさんは笑顔で対応している。


俺はうんうんと頷きながらキーボードを打ち、文字をうっていく。美憂も同じようにして、印刷機で紙を印刷し、サクラさんのテーブルに置く。



「なんとかなりそうだねパパ」

美憂は笑顔で俺に言った。

その通り!ここから頑張るんだ!



しかし、良いことが起きると悪いことも起きる。なんかの法則なのか。


「ま、町に魔物が!」

ギルド内に放送が流れる。


声の主はどうやらモモちゃんのようだ。

モモちゃんの仕事はこれか。じゃない!



「パパ!魔物が町の中に来てるそうだよ!」

美憂が俺に言ってきた。



「知っている。だが、冒険者が居るから大丈夫何じゃないのか?」

俺はそう言った。

しかし、美憂は俺の手を引っ張り、



「行くの!町がめちゃくちゃにされたらおしまい!冒険者に頼ってたらもし私たちに災難が起きたとき、直ぐに動けず殺されるよ」

美憂は真剣な顔でそう言った。

美憂はいつからこんな立派な大人になったのだろう。昔はパパ!って言って泣きながらくっついて来たのに。



「サクラさん、ここはお願いします」

俺は武器を持ち、美憂と魔物の場所に向かう。



「気をつけて」

サクラさんはそう言った。




現場に向かう二人、着いたときには家二軒ほどぶっ壊されていた。



「魔物だ!あれだよ。あの狼みたいな奴!」

美憂が指を指す。

そこに確かに狼みたいな獣が何と二本足で立ち、片手にナイフを持っている。



「ゲームで居そうな魔物だ。行こう美憂!」

俺たちは魔物に向かって走る。


他の冒険者たちは誰も居ない。何故居ないのだ。放送されたはずなのに。

うーん気にするのは後だ。



「はああ!!!」

俺は剣を振る。



ぐわぁ!!


直ぐに飛ばされる魔物。案外弱いのか?



「こいつら弱い!食らえ!ファイア!」

美憂は炎魔法を唱える。



ぐわぁ!!


二人のお陰でなんとか魔物を倒せた。


「そこまで数は居なかったね。仕事に戻ろう」

美憂はそう言った。



「そうだな。戻ろう」

俺たちが戻ろうとしたとき!


ドスーン!


背後に足音がした。

俺たちは直ぐに振り返る。


そこにはドラゴンが居たのだ。



「ど、ドラゴン!」

俺は足がすくむ。目の前に居るのは間違いなくドラゴンだ。


ぐおお!!


ドラゴンが火球を飛ばしてきた。


「は!」

俺はビビり、足が動かない。



「きゃあああ!!!」

美憂が俺の前に立ち俺を庇い吹き飛ばされた。



「美憂!」

何とか足は動いた。


「パパ、戦って。怯えないで、パパは強いんでしょ?」

美憂はそう言い、目を閉じた。どうやら気絶気を失ったみたいだ。



「美憂、やるよ。俺は!俺は!サラリーマン山田地味だー!!」

俺は武器を構え、ドラゴンに向かって走る。


ぐおお!!


ドラゴンが火球を飛ばしてきた。


「当たるか!はああ!!!」

俺は火球を避け、ドラゴンに攻撃する。


カン!


固い部分に当たったのか。


「それなら!」

俺は少しドラゴンに距離を置き、



「これならどうだ!最大フルバーストMAX!!」

俺は得意技のビームを放つ。



ぐおお!!!!


どうやら効いてる!!

だが、背中は固い。ならお腹だがあそこに入れるか?


「しかし、ドラゴンだ。剣一本だとダメージが」


「これを使ってパパ!」

急に美憂が剣を投げてきた。

それは俺の足の近くに刺さる。



「美憂!大丈夫なのか!」

俺はそう聞く。当たり前の話だ。


「う、うん。だから」

美憂ふらつきながら言った。




「分かった!美憂は遠くに離れてな」

俺はそう言い剣を抜き構える。



「双剣か」


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あと、見てくれてありがとうございます。



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