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異世界でも俺はサラリーマン  作者: 花奈冠椛
始まりの町。アルス町、そして戦いは決戦へ
20/62

第十九話 久しい友達

魔物によって壊されたギルド。しかし、地味と美憂のお陰で魔物は倒せた。だが、ギルド内は滅茶苦茶になり、修復不可。近くの土地に建てる事になる。



「建てるのに数ヶ月かかるそうです」

俺はサクラさんと美憂に向かって言った。

そうなるとギルドとしての仕事は。




「どうしましょう、ギルドが無ければ冒険者はこの町に来てくれません。それに、依頼もこんなに来ているのに」

サクラさんは箱に入ってある依頼書を俺たちに見せる。




「どこか、借りれる場所があればいいけど?どこもないよね」

美憂が俺たちに向かって言う。

俺たちは悩んだ。


その時、



「うん?あれれ?美憂ちゃん?」

女性の声が聞こえ、美憂は振り返る。そこにはモモちゃんが居た。



「モモちゃん!久しぶり!何してたの?」

美憂はモモの元に走る。



「依頼を達成したから、ここに来たの。それより、ギルドがボロボロだったんだけど?」

モモがギルドを指差しながら美憂に向かって言う。


「それは、・・・」

美憂は有ったことを話した。


モモは頷きながら聞いてくれた。




「成る程、魔物によってギルドは壊滅、しかし、依頼は沢山あるけど建物が建つのは一ヶ月くらいかかる。絶望だね」

モモはクスッと笑う。


「笑えないよ~。モモちゃん借りられる建物とか無い?」

美憂はモモに向かって頭を下げる。

すると静かに、


「じゃあ、私の所に仮として置く?」

モモが提案してきた。

美憂はキラキラと目を見開け、



「え!モモちゃん、家大きかったっけ?」

美憂が聞く。モモちゃんの小学生の時、確か綺麗な服を着てたのは知ってたけど。まさかお金持ちとか?



「うん。パパがお金持ちでね。大きな屋敷があるよ。そこの一部屋をギルドとして借りる。もちろんお金は払ってもらうよ」

モモが美憂に向かっていってきた。


コツコツ


「美憂?この子は?」

地味とサクラが美憂に歩いてきた。



「モモちゃんだよ。小さい時、白の制服来てた子。覚えてるでしょ」

美憂がモモの横に立つ。



「ああ!君がモモちゃんか、覚えてるよ。モモちゃんのお父さんとは仲良くしてもらってるよ」

俺はそう言った。そう、モモちゃんのお父さんとは色々とギルドに色々な物を支給したり、貸してもらったりしてる。



「あ!いつも来てた人美憂のお父さんだったんだ。少しだけ老けました?」

モモちゃんは直球発言を俺に向かって言った。




「う、うん。そうだね、九年も経てば老けるよ。それより美憂となんの話してたの?」

俺は少しグサッと来たがまぁ、それより何を話してたのか気になった。



「あのね。モモの屋敷の一部屋をギルドとしての貸してくれるって、まぁ、お金は必要だけど」

美憂がモモの代わりに言った。



「そうなの?それならこちらも嬉しいいんだけど、大丈夫なの?お父さんに聞かなくて」

俺は心配そうにモモちゃんに向かって聞く。

普通、家に知らない人も入ってくるんだ。聞くのが普通だ。




「それは」

モモちゃんは口が閉じる。



カツカツ



「あれ?地味君じゃないか?どうしたんだい?こんな場所で?」

俺に声をかけた人はなんとモモちゃんのお父さんだ。



「あ、グレードさん。実は」

俺はグレードさんにもすべて話した。




「そう言うことですか。モモ、勝手に部屋なんて貸しません!」

グレードさんはモモを叱る。

当然だろう、勝手に家の一部屋を貸すなんて。




「ですが、今回は仕方ありません。ギルドは私の支給している物もある。それにお金も少し分けてもらっている。貸しましょう一部屋を」

グレードさんは笑顔で俺の方を見た。




「本当ですか!ありがとうございます!」

俺は涙目で頭を下げる。


サクラさんも泣いている。




「早くこれを運びましょ」

モモが箱を持ちながら美憂に向かって言った。




「うん!少しの間だけどよろしくね。モモ」

美憂も笑顔で荷物を持ち上げる。



さぁ、ここからギルドがまた再開出来る。

俺は胸を張りながら、荷物をグレードさんの屋敷に運ぶのだった。



・・・・・・・・・・・・・・・・





魔物、やられちゃいましたね。




ふん!下らん。あんな魔物ゴミと同じだ。しかし、あの二人中々やる。そう、思いません?マラナさん。



手足を拘束されるマラナ。


あの二人は強いんだから!あんたなんかに負けない。



そう言ってますけど。



下らん。お前もいずれあの二人と戦うことになる。




どう言うこと?二人と戦う?




いずれ分かる。いずれな。ぐはははは!!!




気をつけて、地味、美憂。

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あと見てくれてありがとうございます。


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