第十六話 異変
俺たちは仕事に打ち込む。今さらだけど、この仕事、楽。
「ねぇ、ここのこれどうしたらいいの?」
美憂が分からないところを聞いてきた。
「ああ、ここはこうして、こう」
俺は丁寧に教える。
日本では色々部下に教えていたから、教えることは自分で言うのは恥ずかしいが得意だと思う。
「ありがと」
美憂はお礼を言う。
お礼を言うのが普通な気がするのだが少しだけ嬉しくなってしまう。
俺は何も言わず席に座り、またキーボードを打ち、紙を印刷する。
そう言えば、今日はあの上司来ないな。もしかして休みか?いや、あの男はいつも俺に嫌みを言ってきてる。休みな訳がない。・・・いや、休んでるんだろう。
「ねぇ、ここも教えて」
美憂がまた言ってきた。
「はーい、どれどれ」
俺は美憂の所に行き、わからないところを教える。正直、美憂が分からないところは俺と同じように分からないところだった。でも、ドームさんに色々と教えてもらってるので問題ない。
「これはね、これをこーして、こう。それで、これがここに」
俺は分かりやすく教える。
「ありがと、パパは教えるの上手いね。私もパパみたいに優しい、後輩に教えられる上司になりたい」
美憂は嬉しそうに俺に向かって言った。
俺は少し嬉しくなり、
「そうか頑張れよ。パパも仕事頑張るから」
俺はそう言い、席に戻る。
そう言えば、何か外が騒がしい。
まぁ、ギルド内だから冒険者がたくさんいるから騒がしいんだろ。
俺はそう思い、仕事に戻る。
カタカタ、カタカタ
キーボードを打つ音が部屋に響く。
しかし、部屋の外の騒がしさは収まらない。
俺はだんだんムカムカしてきた。だってうるさいから仕事に集中できない。それに美憂も外を気にして仕事にならん。
「俺が見てくるから、美憂はこの部屋に居てくれ」
俺は立ち上がり、部屋の扉を開ける。
「気をつけてね」
美憂は一言そう言った。
俺は扉を開けると、ギルド内がめちゃくちゃになっていた。受付のサクラさんは倒れてるし、壁や机には傷。何があったんだ。
俺はサクラさんに近づき、
「サクラさん!どうしたんですか!」
俺はサクラさんに呼び掛ける。
するとサクラさんは少し目を開け、
「ま、魔物が!魔物がギルド内に。どこから湧いたんでしょうか。私、死ぬかと思いました」
サクラさんは足や手に傷ができている。どんな魔物がやったか分かんないけど。
俺はサクラさんをお姫様だっこする。
「え!地味さん!」
サクラさんは少し顔を赤くして地味さんの顔を見られない。
「まずは美憂の部屋に運びます」
俺はサクラさんを運ぶ。おもって言ったら殺される。
そして、部屋に着き、ベッドが無いので仕方なく床に寝かせる。
「ありがとう、地味さん。中に居た冒険者はみんな逃げちゃって。私と後上司で対抗してたんですけど、私はすぐにやられちゃって、上司はつれて行かれちゃって」
サクラさんはそう言った。
「そうか、分かった」
俺は隅に置いてある自分の愛剣を持ち部屋の扉に手をかける。
「まさか、ギルド内に魔物?倒しにいくの?」
美憂が聞いてきた。
美憂も少し焦っている。
「うん。嫌な上司だけど助けないと」
俺はそう言い部屋を出る。
ガチャ
ギルド内
「う~ん、ここはかなり酷いな。こっちの部屋は!」
俺は隣の部屋を勢いよく開ける。
そこは休憩所だが、ボロボロだ。いろんな物が割れたり壊れたりしている。
「酷いな」
俺はそう言い、少し考える。
「地下か」
俺は直感的にそう思った。
俺は地下の階段を下りる。
階段には血の痕が。
臭いが酷く吐き気がする。
そして、したまで降り、電気を着けたら俺は驚いた。
地下は血まみれ、箱は潰され、そしてその真ん中には謎の魔物が居る。
グシャグシャ
何かを食べているようだ。
俺は想像したくないが。
「やるしかない!」
俺は魔物に武器を構える。
「最大フルバーストMAXで、発射!!」
俺は最大級のビームを放つ!!
魔物は気づいたのかこちらを見たがすでおそし、
ビームが直撃する。
ぐおおお!!!
魔物の叫びが聞こえた。
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