第十三話 嫌な上司
俺は倉庫に荷物を起き、出ようとする。その時、ミオが現れる。ミオとの話もまたすることにするよ。今は色々あって地下の管理者になっている。
俺は部屋に戻ると美憂が外をぼーと見ていた。
何か考え事だろうか?
「どうした?何か考え事か?」
俺は席に座り美憂に聞いた。
美憂は外を見ながら、
「みんなは今頃何してるんだろうなぁって思って、頑張ってるといいね」
美憂はパソコンの方を向きキーボードを打ち始める。
「そうだな。頑張ってるんじゃないのか?冒険者だったり、職員になったりさ」
俺もキーボードを打ちながら答える。
カタカタとキーボードを打つ音が響く部屋。今は俺と美憂の二人で仕事をしている。
たまに出張があって遠くにいくことがあるけどね。
そうして、仕事をしてるうちに昼になる。
その時扉が開く。
ガチャ
「今日から二人で地味な仕事をしてるんだね。私なんかこんな仕事してたら嫌になるね」
入ってきたのはギルド部長。嫌みをはき散らすくそ上司。最初の頃は構ってこなかったんだけど、七年あたりからこうして部屋に来て嫌みを言ってくる。
「なんですか?嫌みなら他の所で言ってください。それに俺はこの仕事を誇りに思ってますから」
俺は上司をにらみながら言った。
腹立つんだよ。くそおっさんが!
「ふーん、誇りね。埃の間違いじゃないのか?」
上司は埃を持ちニヤニヤしながら言ってきた。
「あぁ?ふざけるんじゃねぇ」
俺が声をあらげると、
「な、なんだよ!ごみサラリーマンの癖に」
といい部屋から出ていった。
「はぁ、毎回疲れるな。あの上司には」
俺はため息をはく。
「ねぇあの人嫌な人だね。それに私の胸元ばかり見ていたの」
美憂が弁当を食べながら俺に向かって言った。
「頭の中は女の事しか考えてないのかよ」
俺は席に座り弁当を食べる。
この弁当はマラナが作ってくれているのだ。言わば愛妻弁当ってやつ。
本当、マラナ。ありがと。
俺はそう思いながら食べた。
「ねぇ、ここってこの部屋しかないの?」
美憂が唐突に聞いてきた。
「いや、あるよ。そこに」
俺は指をさす。そこにはひとつの扉がある。
「誰か入ってるの?」
美憂が更に聞いてきた。
よほど気になるのだろう。
「いや、そこは機械とか、椅子、机が入っているだけ。ただの物置だよ」
俺はそう言った。でも、俺は知っている。その扉を先にもうひとつ扉があることを。そこは入ったらダメとドームさんから言われているからな。
「へぇー、何か暇だね。退屈だし」
美憂が椅子にもたれ掛かる。
「仕方ないよ。それに美憂がここの仕事をしたいって言ってたじゃん」
俺はそう言った。
「でもさ、暇なの~。何か面白い部屋無い~?」
美憂は足をバタつかせている。
若いもんは直ぐに暇って言うなぁ。
「わかった。なら地下に行くか?そこには幽霊がいるぞ~」
俺は真顔で美憂に向かって言った。
「え?ち、地下?そんなところもあるの?」
美憂は少し怯えている。
まぁ、ミオがいるだけなんだけど。
「うん、地下だよ。怖いよ~、ダンボールだらけ。そこには一人の少女が~」
俺は怖い言い方で話す。
「そ、そんなに地下って言うなら行くわ。お、おばけ何て怖くないもん」
美憂は少し涙目になりながらも俺と地下に向かう。
地下
「何この雰囲気。さっきの部屋より怖い」
美憂は俺のからだに寄り添っている。どんだけ怖いんだよ。まぁ、子供だからかな。
「ミオ!いるか~」
俺はミオを呼ぶ。
「ミオってお母さんの名前じゃん!お母さんは居ないよ。それともここに居るの?」
美憂はビクビクしている。
「呼んだ?」
突然女の子の声がする。
「ぎゃあああ!!!」
美憂は悲鳴をあげ腰を抜かししりもちをつく。
「呼んだよ。ミオ。これが俺の娘美憂だ。まぁ、美憂が地下に来たときは脅かさないでくれ」
俺はミオにそう言った。
「女の子を泣かせるつもりは無いよ。それに美憂ちゃん漏れちゃってるよ。可哀想」
ミオはジト目で俺を見る。
俺は美憂の方を見ると確かに。
「うん。美憂あとで着替えような」
俺は美憂をおんぶする。
「ゆ、幽霊?おばけ。いや!怖い」
美憂はまだ何か言っている。
「え?それだけで呼んだ?」
ミオが聞く。
「うん!それだけ」
俺は笑顔で言った。
「それだけかい!」
ミオは頬を膨らませながら姿を消した。
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