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暗い世界で何を見る  作者: ぬるま湯
掃除屋
2/17

目無し

ぼーっとしてしたら出てきた思い付きのお話です。どこまで続くかは未定です。

様々な種族の人で賑わう街の中に一人の人間族バシャルの女性がいた。

色褪せた着物に腰まで垂れた長い黒髪。彼女の手には使い込まれた三味線が一本。

被っていた笠を逆さに置き、目を瞑ってただ三味線を奏でている。

傍らに置いてある杖は旅のモノか、あるいは身体を支えるためのモノか。

彼女の姿を見ても足を止めることもなく通り過ぎていく者ばかり。

時々笠に銭を入れる者もいた。それをくすねる者もいた。

しかし彼女は気にすることもなく演奏を続ける。


夕暮れ時

彼女は演奏を止め、銭を受け取り片付けた後に歩き出した。

杖を前方でカンカンと打ち歩く姿に誰もが注目し道を開ける。

普通でない光景に驚いてか、事情を察しての優しさか。

最近この街でよく見かけるようになった彼女を人々は「目無し」と呼んだ。



最近暑いのか寒いのかわからないです。

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