文豪とは何か?
イキり発射~~!
最近、『文豪ストレイドックス』というアニメを見ていて文豪について考えてみようと思った。
まず文豪は何かの賞とは違って、決まってはいない。夏目漱石は確実に文豪と言えるが、ネットの『ヤフー知恵袋』で「日本の文豪と言ったら、誰の事を指す場合が多いですか」という質問があった。ベストアンサーに選ばれた回答者は『中くらいの作家→謝野晶子など』と回答していた。
僕や身の回りの人に文豪の名前を言ってと聞くと、すぐに与謝野晶子は出てくる。しかし、この人の意見は違う。
これらのことから、三つほど文豪の基準を決めて話を進めていこうと思う。
【基準】
●明治~昭和まで
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〇それ以上、遡ったりすると数も多く処理しきれない。また、基準以上前の人物などでは史実があやふやになってしまうから(紫式部や清少納言などの時代は分かっていないことも多い、また上の立場の者へ気を使ったものにもなるので正確ではないと判断した)。
〇平成、令和以降はまだ歴史が浅いので、評価などが難しい。また、インターネットや漫画などが普及したので環境も違う。だから現代か、近代かの二択で考えていた。
基準の決め手になったのは『現代文豪と称される作家が少ないこと』、『若者の間でライトノベル(ファンタジー)が流行り書かれている小説に偏りが生まれてしまったこと』だ。
まず『現代文豪と称される作家が少ないこと』で、読者も現代の作家を文豪として挙げると違和感があるだろうし、そもそも『現代の作者を知っているのか』という疑問もあった。昔の流行った作家などは教科書に載ることもあるし、知名度などを見ても近代の作者の方が違和感なく分かりやすいと思ったからだ。
それに、現代は平均寿命も延びた。今の作者だと死ぬことが少なくなったし、今回の議題に対して合わないと考えたからだ。
次に『若者の間でライトノベル(ファンタジー)が流行り書かれている小説に偏りが生まれてしまったこと』だ。中学生や高校生にライトノベルが流行り、上の世代には『交渉力』等のような人生談や雑誌が流行っている。また、他の前世代には『鬼滅の刃』のような漫画がランクインして流行っている。
これだと、偏りがあり文豪の基準が世代によって変わり、名前が世代によって変わったりするとやはり違和感があるからだ。
●漫画、絵本を除外する。
(文体や言葉を駆使して人の心を動かせる人を、文豪の基準にしようと思う。)
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〇漫画は小説などとは違い、文ではなく絵によっての作画などが主で、『文』の『豪』ではないから。
勿論、漫画やアニメは好きで、この疑問に至ったのも手塚治虫先生の影響であると言い訳しておく。
〇アンパンマンの作者、やなせたかし先生を文豪として含めるかはかなり迷った。
一般的に見て絵本の作者が文豪としてカウントされるかはNOなのだろうが、残した成績や結果を見ると文豪だと言えるし、絵本は文章であり子供、つまり人が最初に読む本だからだ。
絵本は少なからずその後の人生に影響を与えてくれるし、人生以外にも価値観などを大きく変えてくれる。
それに絵本でなくても、小説には挿絵のイラストなどが入っているからだ。
最終的判断は、絵本は『絵』の『本』だからという理由で除外し、文豪の基準を小説のみに絞ることで解決させた。
●伝記になる、皆から支持を受ける。
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〇この『伝記になる』というのが基準になった理由だが、太宰治という作家を知っているだろうか? 太宰治は「走れメロス」、「人間失格」などの作品を生み出した。当時の若者から大きな支持を受けていた。
しかし、太宰治を夏目漱石ら『文豪と言えば誰? ゲーム』の上位ランカーと比べると少し違う。
そこでこの基準を設けた。
太宰治のように「人によって大きく評価が変わる人」も、伝記等になっているという点で確実に支持者がいるし、学ぶこともできる。特に太宰治のように「魔薬を使用しアウト、学生時代にはお金を使い込み勘当され、魔薬使用後もずっと付き添ってくれた妻を置いて数多の浮気、文豪仲間とは酒の勢いで心中未遂、水辺でも三回の身投げ、最終的には妻を置いて愛人と入水自殺」をしている。この人生は、とても興味深く役に立つ。
自身も「人間失格」にて人生を書いている。これは伝記の視点とは全く違う、偉人本人の書いた伝記なので面白い。それに、自信の価値観なども大きく変えてくれるだろう。
(この理由で、支持を受けている太宰治を挙げ違和感がある。人もいると思うが、太宰治は人によって分かれるし、知名度は高くても人気があるかは別だからだ。
※敬語になります。
→それから、この文内で太宰治をディスっているように思えたので弁解させて下さい。
太宰さんの口調は癖になる部分があり、僕はとても好きだ。また、その自由性なども人生の経験として、とても役に立つと思っているのでかなりリスペクトとしています。
文章が上からになってしまい申し訳ありません。言い方が苦手で「そういう者だ」と読んでいただければ幸いです。)
〇『皆から支持を集める。』
これは「先程の理由にもあったよう、伝記になるような作家なら支持は集まっている」と思う人もいるだろうが、江戸川乱歩さんのように人気作家でも「ネット検索でパッと出てこない人」もいる。
だから二つの基準を設け、片方の基準を満たしていれば文豪として判断したい。
↓
〇この『支持されている』の基準は「ウィキペディアを三つ調べて、乗っている作者のみ」にしたいと思う。
ネットのウィキペディアは、個人が勝手に作成したウェブページなので、三つほど、別の人物が書いたウィキを見て名前が無ければ、支持を受けているかもしれないが、あまり一般的ではないと判断して行こうと思う。
最後に、読んでくださりありがとうございます。
一話が書き終わりました。
文豪は賞ではなく、あいまいな概念なので基準を決めることから始めました。
この基準は三話辺りで使用する予定です。
途中、文章が可笑しくなっている部分の原因は「家の人間失格を読んで、感化された」からです。
次の話も読んでください、お願いします!
※この小説は個人の定めた基準なので、絶対ではなく、他の意見もあるかもしれません。
しかし、この小説内ではこの基準を使っていこうと思います。