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 最近映画をよく借りに行く。レンタルショップに並ぶ映画たちは超人的だと思う。たとえば20世紀のものが時を超えて21世紀の未来人を感動させるわけだから。そんな何か表現を残してみたいと思いながらグータラする日々。この文章が未来の自分や、知らない誰かの快い数分を産んでいたら嬉しい。でも感想とかレビュー?やら評価が1件でもあれば、めちゃんこ嬉しい。よろしくお願いします(?)


 突然なのですが本日は皆さんも知りたがっているであろう私の、休日の過ごし方を発表したいと思います。ピスタチオ的な始まり方。月2くらいで「なんのっ」って言うくらいピスタチオは好きである。あと全然関係ないけれど、いつかタピオカを摂取してみたい。摂取と言ったのはタピオカというものが未だに飲むものか食べる者ものか定かではないからだ。タピオカ店に並ぶ、素足を出してキャップをかぶったキラキラガールズメンズが眩しすぎて、彼らもタピオカ店も眺めることもできない日々である。


 休日と言っても最近毎日休日である。結論から言うと、毎日ゲームとYouTubeとDVDである。DVDの大半は邦画であるが、お笑いの類いもよく見る。

 一人暮らしをするようになってから、お笑いをあまり見なくなった。笑い声がさみしそうに静寂へ浮かび、浮かんだ心細いその声が自分を心細くさみしくするからだ。なので、とびきり笑えるものを借りたり、テレビで見るようにしている。


 ゲームとYouTubeとDVD。すべてにおいて過度に享受してしまう。午前中はゲームだけ、午後はDVDだけ、というように、1つの娯楽に大きな単位で時間を注いでしまう。その娯楽自体が楽しいこともあろうが、次の何かに移るのが面倒だったり、現状の娯楽で満足するからだ。

 娯楽を逃げの媒体に使っているということだ。楽しみ終えて残るのは、疲労感。また何もしていない情けなさ。後悔。戦が終わって、焼け野原だけが残る気分だ。


 アリストテレスは中庸が肝心だと言う(よく調べたわけではないので、自分の解釈のみで語っていますごめんなさい)。中庸とは、しすぎしなさすぎはダメよ、ほどほどが一番よ、というものだと解釈している。

 アリストテレスに毎日の己を叱って欲しい。いろいろなものを適度にちょっとずつ取るから、ビュッフェは楽しいのだ。それと同じなんだろう。


 やはり時を超えたものは、心にグッとくることを言う。レンタルショップに並ぶ映画も、幾多の本に載るアリストテレスも、心動かされた人々を足跡として残しながら、オレの前まで歩いてきたのだ。

 この「エッセイ」という形式もそう。モンテーニュという人が、争いの起きる社会を眺めながら、見えるものと考えることを書いた。その後めちゃんこ多くの人がモンテーニュのモノマネをして、エッセイは時を超えた。


 「ほどほどに」を意識して、時を超える何かを残す人間になってみたい。それを誰かが享受「しすぎて」しまうような何かがいい。

 夜10時半。今日はスマホとテレビばっかりだった。書き終えたので本でも読もうと思う。

 なんのっ。


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