表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最恐のダンジョンマスター〜殺戮記〜  作者: TATUJI
第1章 アランベルト王国編
43/56

43話 暴食

※グロいシーンや人が死ぬ描写があります。ご注意を




なんだかんだで手に入れた4つの種族特性



早速、使える様にして遊…試してみた



実際、使える様にしたスキルは2つ



リックの種族特性の「融合」と女性の新種族が持ってた「箱」って言うスキル



本当は4つとも使える様にしようと思ってたけどリックの種族特性で遊んでたら気付いた



種族特性には鑑定の説明内容と違って()()()()()がある



ミレイさんに聞いた所



「修正が入ったんでしょうね」



「修正?」



「新種族の種族特性をそのまま渡す訳ないじゃ無いですか。創造神様が危険と判断した事や不都合な事は使用が出来ない様になっております。それと元々出来ない事まで説明には書きませんから」



との事



確かに俺のスキルについてもミレイさんに出来る出来ないを教えてもらったんだった



つまりは修正が入る前は使えてたのか元から出来なかったのかは分からないが手に入れた種族特性でも出来ない事がある



例えばリックの種族特性………面倒だな…もうユニークスキルでいいか



ーーーーーーーーーーーーーーーー


融合のスキル・Lv10



2つの物又はそれ以上の物を融合、つまり混ぜる事が出来る。混ぜた物はどんな物であろうとも双方100%が均一に融合しており能力等は一切劣化しない。融合の際に必ず出る差などは絶対に出ず、この世にあるありとあらゆる物を融合する事が出来る



ーーーーーーーーーーーーーーーー



鑑定の内容はこんな感じなんだけど、ありとあらゆる物を融合出来ると書いてある



ありとあらゆる物ってなんだろうと思い、色々と試してみた



物と物は当然ながら出来る



リックがやった様に物と魔法も出来た



魔物と魔物も出来たし発動した魔法と魔法も出来た



魔物と物、人と物だって出来た



融合した後死んでしまったけど



しかし、人と魔物、人と人はどうやっても出来なかった



ミレイさんに聞いたら「その方法で新種族が生まれたらどうするのですか」と怒られてしまった



それは確かに



だから出来ない様にしたのかな?



それとスキルとスキルも融合する事が出来なかった



これも種族特性が生まれない様にする為だろう



まぁ要するに人とスキル関係は融合出来ないって事だな



それと次のスキル



ーーーーーーーーーーーーーーーー


箱のスキル・Lv10



魔力で出来た正四角形の箱を生み出すスキル。箱はサイズを自在に変える事が出来、最小で3cmの大きさにする事が出来る。また魔力量によって箱の質も変える事が出来、魔力量によっては金属それ以上の硬さにする事も出来る。しかし1つの箱に1つの物しか入れる事が出来ない



ーーーーーーーーーーーーーーーー



こっちにはしっかりと出来ない事が書いてあった



何が違うんだろ?



まぁ出来ないなら出来ないでいいや



使ってみたら木製の木箱みたいなのが現れ大きさを自在に変えられた



しかし2つ以上の物を入れようとすると弾けて壊れてしまう



これは使い所が限られているな



まぁ箱のスキルは使用する機会があんまり無さそうだからどうでもいいんだけど



問題はここから



残りの2つが問題だった



ーーーーーーーーーーーーーーーー


植物創造のスキル・Lv10


想像した植物を魔力を代償に幾らでも生み出す事が出来る



ーーーーーーーーーーーーーーーー


暴食のスキル・Lv10



このスキル所有者はどんな物でも噛み砕く強靭な顎とどんな物でも飲み込む喉、なんでも溶かす胃袋を手に入れる事が出来る。しかし味覚に変化はない。食べた物は生き物以外、任意に再構築し吐き出す事も出来る。同種族を食う事で命のストックを生み出す事が出来、ストックがあれば死んだり魂になんらかの支障をきたしたとしても何事が無かったかの様に蘇る事が出来る。また、生き物を食べる際、食べた対象の食べた量によって対象のスキルや記憶も含めた全てを手に入れる事が出来る。しかし、このスキルを所有していると常に飢餓状態に陥り3時間以上何も食べないでいると暴走してしまう



ーーーーーーーーーーーーーーーー



うん、色々言いたいが



まず植物男のユニークスキル



説明、短い!



そして暴食のユニークスキル



説明長!!?



差があり過ぎません?



正直に言ってこの2つは使う気になれなかった



なんか怖いんだもん



植物創造のユニークスキルは説明短過ぎて怖いし



暴食のスキルに至っては、何暴走って意味わからんし飢餓状態ってこわっ



しかも3時間しかもたないって寝れないじゃん



あの子供どうやって生きていたんだろ?



そう言う訳でこの2つのスキルは使う気になれない



どうしようかなこれ?



「ミレイさん、あのなんだっけ?ベルなんとか君って今何してる?」



俺が新種族の魂を創造神の元に送り終わりベットでのんびりしているミレイさんに聞くと



「町のどっかで穴を掘ってますよ」



そう答えてくれる



穴?



「なんで?」



「嫌がらせです」



そんなストレートな



「そう…ありがとう」



俺はそう言って壁にあるインビブル・アイのモニターを見る



見つけた



俺はダンジョン配置で移動する



………



移動すると一生懸命にピッケルとスコップを使い分け、巨大な穴を掘っているベルなんとか君がいた



「おーい、ベル…君!」



俺が呼び掛けると直ぐに反応してくれた



「あーマスター、お疲れ様です」



ベル君はそう言ってお辞儀してくる



うん、そこはいいんだけど。格好が土方の兄ちゃんみたいなのが物凄く気になる



「何してんの?」



「ミレイ様の命令で此処に塔を作ってます」



「塔?」



なんだそれ?



「ええ、その為にまず足場を慣らしているんですよ。スキル等の使用は禁止されましたので…そうですね…200年程で作れると思いますよ」



ベル君はなんて事のない様に言う



こいつ色んな意味でこわっ



そしてミレイさんもこわっ



お巡りさーん!パワハラです!!!



「私めに何の用でしょうか?」



「ああ、そのさ、このスキル欲しい?」



俺はそう言って暴食のスキルのオーブを取り出す



「此方は?」



「暴食のスキルのオーブ、Lvは10で暴食が手に入るよ」



俺はそう唆す



彼と最初会った時、暴食を司る悪魔と言っていた



しかし同時に暴食を知る事が自分の使命でもあると



ならスキルで手っ取り早く知ってしまおうぜ!と言う事だ



デメリットを説明していない?



ははは、何の事だろ?



「どうする?」



俺がそう聞くと



「残念ですがお断りさせて頂きます」



彼はそう答えた



ありゃ



「いらない?」



「いえ、欲しいと言えば欲しいのですが知識として欲しいだけですので…もう数100年は生きてしまっていますし。昔ならまだしも今更かなと思いまして」



なるほど



「じゃあ変わりに何かあげるよ何が欲しい?」



「………え?いや、そのよろしいので?」



まぁ騙そうとしたのはこっちだしな



そのお詫びだ



「おう、何でもいいよ。それと塔は作らなくていいよ、いらないから」



「そ、そうですか…では魔力量を増やすスキル等が欲しいのですが」



魔力量を増やすスキル?なんかあるかな?



メニュー画面を開きスキルのリストを開く



あ、色々あるな



魔力量増加、魔力量増大、魔力操作、魔力支配



他にも色々とある



もう面倒から全部あげるか



全部Lv10でDP交換、それでも数10万DPで済んだ



此処もダンジョンの中なので交換出来た。と言うかダンジョンコアの前に居なくても交換出来るんだな



纏めてスキルのオーブを渡す



「え?え?え?」



ベル君は大変に驚いている



「全部あげる」



「よろしいのですか?」



「うん」



面倒だったから、纏めてあげる



ベル君は震えながら1個1個手に持ち自らの力に変えていく



あ、スキルのオーブの使い方は簡単



手に握り魔力を通すだけ、これだけ



飲み込んでもいいらしい、俺はやらないけど



実に簡単だ



しかし



「これどうしようかな?」



残りの2つどうしよう



「暴食のスキルはどう言った能力があるのですか?」



全てのスキルを手に入れたベル君が聞いてくる



俺は暴食についてしっかりと説明する



嘘は付いてないよ!



「なるほど…デメリットは飢餓状態と食べた量によっての記憶の引き継ぎですね」



確かに、その2つが厄介だよね



しかも記憶の引き継ぎってなんか怖い、自分が自分で無くなりそう



「何か良さそうな魔物はいないのですか?」



ベル君が聞いてくる



魔物か



「ミレイさんに聞いてみるよ。あ、ベル君は好きにしてていいよ。じゃね」



「かしこまりました」



俺は再びダンジョン配置で移動する



………



「暴食が使えそうな魔物ですか?………トロールなんてどうでしょう」



「トロール?」



再び戻ってきた俺はミレイさんにベル君との話を説明して使えそうな魔物がいないか聞いている



どうでもいいけどミレイさん、すごい姿勢で寝転がってるね



ベットから降りる気は微塵もない様だ



「トロールは身長が5mはある巨大な魔物で大食感。回復力に優れており口が大きく元から何でも食べます。それに脳が小さい為他人の記憶が入ろうと気にしないし理解出来ないとおもいます。また飢餓状態も元から常に飢餓状態の様な物なので変わらないかと。暴走は私なら抑えられますしマスターの魔物支配で何とか出来るかと、それに我々にとっては食べていけない物など特にない上、トロールは余り寝なくても大丈夫なので」



なるほど



ミレイさんは口早にスラスラと教えてくれる



その寝転がった体勢で無ければとても良かったんだけどね



DP交換のリストにいるトロールもミレイさんの説明通りだった



ミレイさんのオススメだしこれでいいか



ん?キングトロールって言うトロールの上位種がいるな



こっちの方がいいかな



こっちだと回復力、再生力が凄いみたいだし



1体1万DPかまあまあだな



取り敢えず交換



交換した瞬間、ゴキリっと音がして巨大が苦しそうにしている



………ごめん



大き過ぎて首が折れたね、そして再生力があるから苦しんでるね



ごめん



………



再び外に出てキングトロールを交換



すかさず支配



今度は平気みたいだな



キングトロールに暴食のユニークスキルのを食べさせて先程の首が曲がったキングトロールを移動させる



「お食べ」



俺がそう言うとキングトロールがキングトロールを食べ始めた



うん、グロい



首が曲がったキングトロール、悲鳴を上げないで



俺はさっさと100体のキングトロールを交換して支配する



そして命令



「此処にいるキングトロールは全部食べていいからね、じゃ」



俺はさっさと移動する



…今日はもう寝るか



ーーーーーーーーーーーーーーーー


ダンジョンマスター



・スキル


翻訳 Lv10


鑑定Lv10


ホムンクスル生成Lv10


魔物支配Lv10


モニターLv10


ボックスLv10


New 融合Lv10


New 箱Lv10


人形創造者ゴーレムクリエイターLv3



ーーーーーーーーーーーーーーーー



〜〜〜



時は遡る事、イーリスの町崩壊時



side スラムの子供、パージの右腕、スー




「妹を離しやがれ!!!」



パージが突然現れた化け物に向かって叫ぶ



「パージ落ち着け!!」



「だって妹が!!!」



パージが慌てながら指差す



「お兄ちゃん!!!!!」



突然現れた魔物に抱きしめられたパージの妹が魔物にゆっくりと吸い込まれていく



「助けなきゃ!!!」



「ああ、わかってるでも!相手は魔物だ!あれはゴーレムって魔物だと思う。それに」



俺は辺りを見回す



パージの妹を抱きしめているゴーレム以外に武器を持ったゴーレムが3体いるのだ



「ゴーレムは他にもいるんだ、落ち着いてくれ」



俺は何とかパージを落ち着かせる



どうする!?



パージが居なかったら俺達は逃げる事が出来ない



パージは俺達にとって大事な戦力だ



どうする?パージめ、妹なんてどうでもいいじゃないか



本当の妹じゃないんだから



困ったな、パージの妹狂いは異常だから



どうしよう



「…わかった。パージは妹を助けろ、他の3体は俺達に任せろ!いいなお前ら!」



俺は叫びながらみんなを見る



震えながら頷いてくれた



こいつら頭空っぽの馬鹿だからな、足止めにちょうどいい



パージがゴーレムなんかに負けるはずが無い



パージが妹を助けて戻って来るまでの間、戦ってもらおう



「いくぞお前ら!!!」



俺は走り出す



裏路地で拾った鉄の棒を持ったミーがゴーレムに向かって走り出しミーの首が吹き飛ぶ



は?



ミーに気を取られたローが腹を貫かれる



へ?



恐怖に逃げ出したトーが背後から斬り殺された



………え?全員死んだ?



どうしよう



俺は布を巻いた石を回しながら考える



3体のゴーレムは俺に向かって来る



どうしよう、考えろ



どうしよう



俺が動けないでいると



岩銃弾(ロックショット)!!!」



3体のゴーレムが吹き飛んだ



「大丈夫か!?スー!」



パージが戻ってきてくれた



「パージ、ありがとう」



俺は座り込んでしまう



「ああ、みんなは?」



パージが聞いてくる



俺は静かに首を振った



「………そうか」



パージはしっかりと妹を救い出した様で妹をおぶっている



パージの服には大量の血がついていた



「その血!?」



俺は驚いて声を上げる



血は出し過ぎると死ぬんだぞ!



スラムで何人がそうやって死んだと思ってるんだ!



「ああ、大丈夫。もう治ったから」



治った?



「………お前らには言ってなかったけど、俺はさ人を食うと死んでも生き返れるんだ…」



パージは小さな声で言う



「………でもお前、何があっても人は食わないって」



いつも言ってたじゃ無いか、お前が腹が減り過ぎて土を食ってる時でも人は食わないって



「………2回だけなんだ、妹を殺した両親を食い殺した時の…あの時以来俺は人を食わないと誓った」



俺はそれを聞いて驚く



なんて馬鹿なんだ



そんな使える能力なんで使わない



俺はパージに対して文句の1つでも言いたくなったが我慢する



此処でこいつに見捨てられたら俺は終わりだ



「ほら立て、逃げるぞ」



パージが手を伸ばしてくる



俺は黙ったままその手を受け取ろうとすると



パンッと何かの音がして茶色のデッカイ何かが通り過ぎる



俺の目の前からパージとパージの妹が消えた



は?



視界の端で瓦礫に何度もぶつかりながら転がって行くパージとパージの妹が見えた



え?



すると俺の近くに大きな音を立てて誰かが落ちて来る



「クソが!?痛え!!!」



落ちてきた人は両眼を切られて血を流していた



()()()無事か!?」



転がっている男に誰かが近づいてきた



2人共武器を持ってる



冒険者か



その男達が来たと同時に両腕がクネクネとした巨大なゴーレムが現れる



3人の冒険者がその巨大なゴーレムと戦っている



俺は2人を呆然と見ていると



「悪りぃ目がやられちまった。何も見えない」



「安心しろ!今ポーションを!」



そう言って男は空間に穴を開けて瓶を取り出す



あれは確か、ボックスのスキル?



「だが目だぞ!?治るかよ」



リーゼと呼ばれた男が叫ぶ



「安心しろ!最後の最後だ。最高級品をくれてやる」



「…すまねぇ」



最高級品



俺はそれを聞いた瞬間に走り出していた



スキル発動「泥棒」



スキルを発動すると俺の手の中にポーションの瓶がある



「あ?!てめぇ!!!?!」



ポーションを持っていた冒険者が驚いて俺に怒鳴り声を上げるとパンッと音がする



するとゴキリッと音がして男の首が曲がってはいけない方向に曲がった



「おい!どうした!?おい!!何も見えないんだ!!おい!!」



リーゼと言う冒険者が騒ぐとまたパンッと音がしてリーゼが吹き飛んだ



「2人がやられた!」



「クソう!!!」



他の冒険者達が騒ぐが俺は足を止めない



パージを助けなくちゃ



倒れているパージに近づく



パージは手足と首が曲がってはいけない方向に曲がってた



「パージ!ポーションだ!最高級品だってよ!直ぐに治るぞ」



俺は瓶を開けてパージにかける



起きろ!パージ!起きろ!



しかし、パージはピクリとも動かない



「パージ!起きろ!パージ!」



パンッと音がする



目の前に巨大な茶色の何かがあった



すると強い衝撃と血の味がしたかと思うと何度も視界が回る



グルグルと視界が回り、やっと止まったかと思うと身体が動かなかった



巨大なゴーレムと戦っている冒険者はいつのまにか1人になっていた



視界が白くなっていく



不思議と痛くない



眠い



寝てしまおう



それを最後に俺は何も考えられなくなった







注釈


パージの妹はパージの実際の妹ではありません。拾った孤児の1人です。


また彼らは適当に名前をつける為、パージの妹がパージの妹の名前扱いされています

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ