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最恐のダンジョンマスター〜殺戮記〜  作者: TATUJI
序章 ダンジョン始動
2/56

2話 異世界について

色々と編集しました




「…………え?」



メイドさんは驚いた顔になる



「…お願いします」



だって分からない物は分からないんだもの!



「…えっとですね、ダンジョンコアとリンクしダンジョンマスターになった際に、必要な情報はいってると思うのですが…」



「…来てないけど?」



死ぬほど苦しいダンジョンマスター化をした際に、ある程度の情報が頭の中に入ってきた



まず俺がここにいるのは、世界を作って管理している()()()という女神によって連れてこられたからだ



この時点で意味がわからない



そして俺はその創造神に仕事を与えられている



この世界に存在する人々をダンジョンと魔物を使って皆殺しにすること



聖地を人々から守り保護すること



世界にあるダンジョンを回収すること



そして憎っくき新種族を根絶やしにし回収すること



この4つだ



はっきり言おう



「意味わからん!」



俺がそう言うとメイドさんは頭を抱え



「…まったく()()()()は…わかりました。そのご様子では1から説明をする必要があるようです。なのでしっかりと説明させていただきます」



諦めたような顔で答えてくれた



さっすがサポート役!頼りになる!



「お願いします!」



「はい、かしこまりました。ではまず、ここの世界はフィアリスと言い地球とは異なる世界に存在します。わかりやすく言いますと異世界ですね」



「異世界…そんなところあるのか」



パラレルワールドみたいなもんか?



「はい、存在します。そしてこのフィアリスにはマスターの世界とは違い魔法とスキルが存在します」



「魔法とスキル?」



魔法ってあれか?額に傷のある少年が使うやつだろ?エクスペクトパトローナムとか



「はい、魔法とスキルです。まず魔法について説明しましょう。このフィアリスには空気中に酸素などのほかに魔力というものが存在しています」



ほうほう、空気中に魔力が



「魔力とは魔法の燃料であり源。魔力は7種類に変化することが出来、その変化のことを魔法といいます。7大魔法と呼ばれ、7大魔法は火、水、風、草、土、光、闇に分類されています」



「魔力があるから魔法が使えるって事?」



「そうなります」



なるほどなるほど、そして魔力は7種類に変化出来て、火、水、風、草、土、光、闇になる。その7種類を7大魔法と



「スキルってのは?」



「スキルとは端的に言えば技術と知識の集合体です。経験値とでも言いましょうか。スキルがある状態と無い状態で同じ事をした場合、大きな差が生まれます」



「なにがどう違うの?」



「そうですね…例えるならば剣士と言うスキルがあります。そのスキルを持たない人が剣を振ったとしても威力は鈍器と対して変わらず叩き斬ると言った扱い方しか出来ません。しかし剣士のスキルを持った人が剣を振った場合、その威力は正しく斬る、と言った感じでしょうか」



「ふーん…斬るね…」



よく分かんねーな



イメージが湧かない



「スキルにはレベルがあります。最高は10です。レベル10にでもなると剣士のスキルならば木の枝で岩や金属なんかも斬る事が出来ますね」



「木の枝で?」



「はい、木の枝でです」



スキルはレベルによって人間に出来ない事が出来る様になると言う事か?



「そのスキルってのはどうやって手に入るんだ?」



「そうですね…スキルは基本的に生まれた時に習得しているか、経験や努力により習得する、の2つですね」



「スキルは知識と技術の集合体って言ってたから経験や努力で手に入るのはなんとなくわかるけど、生まれた時にって?」



「何百人かに1人の割合で、生まれた時にスキルを習得しながら生まれる場合があるのです。これらは、センスや才能と呼ばれています」



「センスや才能ね〜」



まぁ、俺のいた世界?にも、ピカソやエジソンって言うすごい人たちがいたから似たようなもんか?



「…ここまでの説明はわかりましたか?」



「んー?なんとなくは」



「わかりにくかったら申し訳ございません、なにぶん説明に慣れてなくて」



「え?サポート役なのに?」



「…はい…試作機ですし…そもそも私がマスターの元に連れてこられたのは、マスターがダンジョンマスター化した際に説明をしろと言ったのが発端ですし…」



「…………え?あれで?」



言ったね、たしかに言った。気絶するときに



「知識を与えただけでは分からないだろうからと、それを聞いた地球の創造神様がサポート役を送った方が良いと仰られて…全くあのお方は…ですので私はある程度の事は分かるのですが分からない事もございます、ご了承くださいませ」



そう言ってメイドさんは頭を下げる



「…分かった、でも分からない事はちゃんと分からないと言ってくれ」



「…はい、畏まりました」



メイドさんは少し安心した顔になった



「説明を続けさせていただきます。そうですね…続いては魔物の説明をさせていただきます」



魔物ってなんだろ?UMA的な感じか?



「魔物とは魔力により生まれる生き物のことです。自然界では、深い森の奥や山の中で、空気が停滞してしまい空気の流れが滞る所があります」



「ほうほう」



なんてんだっけ?淀んだ空気ってやつ?異世界にもあるんだ



「空気が停滞すると言う事はすなわち、魔力も停滞してしまいます。長年停滞し続けた魔力は次第に()()を生み出します」



「コア?」



「そうです、コアです。停滞した魔力は次第に魔力を一点に集め始め、コアが生み出します。そのコアを中心に肉体が形成されて行き、魔物が生まれるのです」



つまり、そのコアが魔物になるのか



「魔物は魔力から生まれるので、多少怪我をしてもコアが無事なら、次第に回復していきます」



「コアが無事ならって事はコアが壊れたり破壊されたら?」



「その場合は死んでしまいます」



「あ、魔物も死ぬんだ」



魔力から生まれるって言ってたからてっきり不死身かと



「魔物はコアから生まれる為、どんな魔物でもコアが破壊されてしまいますと死んでしまいます。また、ほとんどの魔物は例えコアが無事でも致命傷を受けてしまうと残念ながら、死んでしまいます」



つまり、いくら魔物でも致命傷を受けると死ぬ



そして、どんなに強い魔物でもコアが壊されたら死んでしまうと言う事か



「また、魔物の生まれ方は他にも、長年停滞し続けた魔力が物に宿ったり、長い間、魔力にさらされ続けた物体などが魔物になる場合もあります」



「その場合のコアは?」



「これは長い時間をかけてコアを生み出しているので、コアが完成次第、魔物として活動します」



魔物にとってコアは絶対なんだ。魔物=コアって感じかな?



魔力があるから魔物は生まれるのか



「ちなみになんで魔力なんてものがあんだ?」



俺のいた世界には魔力、魔法なんて無かった。あったとしても黒魔術とかの眉唾物ぐらいだ



「それは簡単な事です。世界を作るときに除外しなかっただけです」



「…除外?」



「地球の創造神様が地球を作る際に、魔力を除外しなければ、マスターのいた世界でも魔法は使えたはずですよ?」



え?マジで?



じゃあ、箒で空飛んで仕事に行くとかが当たり前の可能性もあったのか



と言うかさっきから思ってたけど



「…地球の創造神様?」



「はい」



「創造神って何人もいるの?」



「はい、世界は無数に存在しその一つ一つ創造神様がいらっしゃいますよ」



「そ、そうなんだ」



そうなんだとしか思えない



「はい…話を戻させていただきます。魔力があると創造神様にとって色々と都合がいいということがあります」



都合が良い?都合が良いってなにがあるんだろ?



「続いてはその説明をさせていただきます、そのためにはフィアリスにいる人類についてから話させていただきます」



「フィアリスにいる人類?人間だけじゃないの?」



「はい、このフィアリスには、マスターのいた世界とは違い、エルフ、ドワーフ、獣人、魔人、人間の5種族が存在します」



5種類も人がいるのか



「では、エルフから説明させていただきます。エルフは精霊を目視することができ、他の種族より見た目が美しいのが特徴です。また寿命がとても長く、耳も長いです」



エルフなら良くは知らないけどアニメのCMとか駅のポスターとかで見たことがある



「ちなみに精霊の事ですが、これは種族特性という5種類の種族がそれぞれ持っている特別な能力のことです」



「特別な能力?スキルじゃなくて?」



「スキルは先程言ったように経験や努力によって習得することができますが、種族特性は種族限定ですので、どんなに頑張っても他の種族のものを取得することはできません」



「なるほど」



まあ、ともかくエルフは見た目が美しく長寿、精霊見る事が出来る種族特性を持っていていると



「続いてはドワーフです。ドワーフは他の種族よりも身長が小さく、手先がとても器用です。また、力がとても強く、髭や体毛で、全身がもじゃもじゃなのが特徴です。ドワーフの種族特性は龍脈を感じる事が出来ることです」



龍脈?



「龍脈はですね、大地の中にも魔力が存在しています。その魔力が様々な要因で流れる様に集まる場所を龍脈と言います。それがわかる能力です」



つまりドワーフは、身長が小さく体毛が濃い。手先が器用で龍脈を感じる事が出来ると



「続いては獣人です。獣人は獣の力を身体に宿しており、他の種族よりも5感が鋭いです。また、獣の尻尾や耳が生えています」



獣人…ケモミミって奴かな?



「獣人の種族特性は獣の力を宿している事ですね、5感が鋭いのもそれが原因です。また獣の姿に身体を変化させる事も出来ます」



動物の姿にもなれるのか…狼男みたいなものかな?



まあともかく、獣人は、尻尾と耳が生えていて、5感が鋭く、動物の姿になれると



「続いては魔人です。魔人は他の種族よりも扱える魔法やスキルが量が多く強力です。しかし魔力が強すぎるため身体の一部が変質化しています。頭に角が生えていたり身体の部位が多かったり、身体の一部が硬質化していたりします。魔人の種族特性は魔力の量が多いことです」



「魔力量が多い?」



「所有する魔力の多さが違うといった感じで、他の種族より5倍ほどあります。魔力はですね、体力のように1日に使える量が1人1人違うのです」



「ほー、そしてその量が5倍ほど多いのが魔人と」



「はい、そうなります」



魔人の種族特性は他の種族よりも1日に使える魔力の量が多いと、そして身体の一部が変質化していると



「そして最後に人間の5種族になります。この人間は地球の人間となんら変わりはありません、強いて言えば魔法とスキルが使えるようになっているだけですね」



「え?なんで変わらないの?」



「それについては後ほどお話しします」



「あ、はい」



めっさ気になるやん!



「人間の種族特性は繁殖力が強いことです」



…繁殖力って



「しかし、これは大きな問題になってしまいました」



「大きな問題?」



「創造神様からマスターに与えられた仕事のうち、2つ、この世界に存在する人々を皆殺しにすることと、新種族を根絶やしにすることの原因は人間なのです」




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