いじめのいじめ
これを読んで、いじめについて少しでも考えていただきたいです。
泣いている。今日も、誰かが。
なぜ泣くの。
悲しいから。悔しいから。…自分を否定されたから。
うざいって、言われました。…心が少し冷めました。
友達じゃないって、言われました。…心がかじかんで、痛くなりました。
消えろって、言われました。…心が、痛みを感じなくなりました。
なぜ、なぜ、なぜ?
笑っているの?私、おかしいの?
…ー私って、いらないの?
死んでいく。今日も、誰かが。
長かったの糸が、ハサミでちょきんと切られました。
先生が言いました。「いじめはいけません。」テレビも言いました。「辛いことです。」
見えない私は言いました。「じゃあ、いじめって何で起こるの?」
未だこの質問に、私は答えてもらえません。
ある日、一人の人が、言いました。「まず、自分が強くあるべきだ。」
そうでしょうか、そうでしょうか?
私は強くありませんでした。急に強くなれと言われても、強くなれない私は、言いました。
「弱ければいじめられるの?だったらはじめから、みんな強ければいい。」
そう言ったら、一人の人は、なにも言わなくなりました。
私は気づきました。
いじめは起こる原因があやふやなのだと。
思ったら、なんだか泣けてきて、
自分がここにいないことを、花に教えられたのです。
作者の気持ちの代弁です。(死んでないよー)