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夢ネタ短編集

風邪を引いたスライムの通院

作者: 霧谷水穂

喉が痛いから医者に来た。


女医さんで確か種族はラミアだったはず(ちゃんと完全人化してる)


しかし混んでるな……受付に先着順に買えるクリームロールケーキがあったから中一つ小一つ買ってソファーに座って順番待ち開始。

まあ電子書籍読んでたらすぐだろう。


俺の後ろにも何人か並んで、ああ次が俺の番だなぁとぼんやり思ってた処に、怖い顔のおじさん達が踏み込んで来た。

もう夜も遅い時間なのにモンスターがたむろっているのが不快だそうだ。

他種族嫌悪か……まだいるんだな。


こっちはちゃんと人化してるはずなのにモンスター呼ばわりする(確かに中身は人間ではないけど)。


待ち合い室に静寂が広がると今度は電気が消えた。


オイここは医者だぞ

診察機器が止まるだろうが!なんて迷惑な!


確か今先生の所にいるのは親子連れ…きっと怖がっているだろう。熱とか出ていたらここの先生待ってる患者にも氷タオル(冷え冷え)配るんたぞ。そこに停電とか(冷蔵庫に)迷惑なのはあんたらだ!!

思わず俺が痛む喉を忘れて怒鳴る(無意識の筋肉ムキムキ威圧付き)と、あいつら逃げた!


……弱い!心が弱い!

乗り込む位ならもっと心強くしてからにしろよ!迷惑な!


あ、電気ついた。

診察再開だな。


俺の番。まず先生にお礼を言われた。いいっすよ。患者が溢れてるのが迷惑なのはわからなくもない。


先生、喉が痛いんです。声がガラガラです。

怒鳴った時咳き込まず良かったです。そしたらあそこまで威圧感出せなかったはず。


喉に長い棒で薬ぬりぬり……おえ

これが早く効くのはわかってますよ。はい。


先生に人前でムキムキ威圧は服が破れたらもったいないから控え目にと言われた。

それもそうですね(笑)


――――――――――---‐


俺は診察を終え医者を出ると人化解除。ロールケーキの袋を頭に引っかけて屋根の上に伸びジャンプ。

後は帰るだけ。ちょっと屋根の上で一息つく。


見渡す街の電灯は静かなもんだ。

その明かりの中で見える俺は普通の青いスライムだ。

(ここまでは俺の目線展開だったけど視界展開)


特徴は身体の2/3に渡る赤い切り傷。これ消えない。まあおかげでムキムキ威圧使えるようになった(笑)


明日も平和だといいな。

俺は屋根の上を飛びながら思った。

昔はのどに薬ぬりぬりはお医者さんの仕事でした。なつかしかった。

今もやってる所あるかは知りません。


昔はのどぬーるなんてなかったし(笑)自分は失敗してよく飲みます。(笑)


クリスマス。夢で見たロールケーキをマジで買ってきました。イタダキマス

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