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短編

驕れる神様

作者: RK

「お客様は神様です!」

 それは企業が言いだした顧客に対する扱いだ。

 客が居るから企業は潤い、更なる高みへ目指すことができる。企業は客に対して感謝の意をこめて神と呼んでいる。

 だが、何時からだろうか?

「お客様は神様でしょ!?」

 自らを神と名乗る客が現れ出したのは。

 確かに、物を買ってくれるお客様は企業にとって大事なものだ。ニーズにこたえより良い物をより安く売り出すことが求められている。

 だが、反対に言えば、客は企業が無ければほしい物を手に入れる際どうするのだろうか?

 自給自足?馬鹿らしい。

 つまり、客と企業はお互いが寄り添いあっているのだ。

 ほしいものを与えてくれる企業は、客視点で見れば神である。

 お互いがお互いを神として扱うことで感謝し、よりよい関係を築くことが相互に利益を与えることへとつながるのだ。

 自らを神と称し傲慢に振舞うそれはアラミタマといっても差し支えない。または邪神、疫病神とでも言えばいいのだろうか?

 それらは総じて神の事を示している。もちろん神と言っても人に不利益を与える神だが。

 「お客様は神様です」は言葉の意味を変え始めているのでないか?お客様には良神もいれば悪神もいるという意味へと。

 正直な話、悪神は封印されるべき存在だ。

 つまり、やりすぎれば出入り禁止、買い物禁止にしてもいいのでは?と思うのだ。

 驕れる神はいつかしか手痛いしっぺ返しを食らうことを念頭に置いておいてほしい。

 打ち滅ぼされる可能性もあるのだから。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 本当にその通りですね。 私も断る事の大切さを有名な経営者の方から教わりました。 時には二度とこないで下さいと言うことも会社として必要な時があるんですよね。 お客様は神様ですが、それは何を…
2013/08/29 12:37 退会済み
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