表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/15

6.


村長の家では、いくつか新しい魔法を教えてもらった。


まずは、この集落の場所がどこにいてもわかる魔法。

これで外に出ても、迷子にならず帰って来れるようになった。

でも聞くところによると、竜は方向感覚が鋭いらしい。

だから迷子にはならないんだって、皆んなに笑われてしまった。


竜って、すごいね!

でも考えてみれば当然か。

方向感覚がなかったら、空を飛んだりできないもんね。


他にも、属性関係なく使える空間魔法、気配察知などの補助魔法、結界魔法なども一通り教えてもらった。

竜族の魔力は膨大なので、繊細な補助魔法なんかは苦手としている竜が多い。

けれど私は結構器用だったみたいで、全部が高水準で扱うことができた。

村長に、優秀だと褒められた。


属性魔法は感覚で使えるが、もっと知りたい場合は同属に教えてもらうのが一番いい。

やっぱり、同属に早く会いたい。

こういう時、少ない属性は不便に思う。

でも光竜と影竜の良いところは、対極属性以外の全ての属性魔法を高水準で使えること。

つまり、影属性以外の魔法の全てが使えるのだ。

それを知った時は、思わずバンザイするくらい嬉しかった。

兄さんには変な目で見られたけど。


まぁ、とにかく、前世では存在しなかった、憧れの魔法を使える。

小説やアニメ、漫画に出てきたすごい魔法も使えるかもしれない。

アレやコレやと妄想……想像が捗る。

こういう時、日本人ってやっぱり有利だよね。

身近に良い参考資料があったんだから。


村長の昔話をよそに、私は頭の中で色々な魔法を組み立てるのであった。





――――――


最近、妹が少しおかしい。


我が妹、ルクセイラは信じられないくらいの美竜だ。

透明感のある白銀の鱗、角度を変えるといろんな色に見えるオパールの目。

どこをとっても、世界一美しい。

身内贔屓なしの美しさだ。

集落の皆んなもそう言っているから、間違いない。

幼竜のうちからこんなに美しかったら、成竜になればもはや神なのではないだろうかと思う。


そんな妹なのだが、村長に魔法を教えてもらってから、少しおかしくなった。

以前からそういう傾向があったが、どうやら妹は大の魔法好きらしい。

それに凝る傾向もあるので、いろんな魔法を使っては改良し、使っては改良し、を繰り返している。


周囲のものを破壊しないように見守っていたら、いつの間にか時を操る魔法まで生み出していた。

つまり、壊しても、何もなかったかのように元に戻せるのだ。

よって、更に破壊行動が大胆になってきたように思う。


まぁ、結局何が言いたいかというと、破壊竜になっても、妹は世界一美しくて可愛い竜だということだ!!






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ