表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/16

3.


竜族は生まれてから五歳まで、竜の巣で生活する。

五歳になれば、竜族の集落に居を移す。

何故五歳かと言うと、身体がある程度丈夫になるのと、人型になれるのが大体五歳だからだ。


そして集落で竜族は、人型で生活している。

その方が、何かと便利なんだとか。

考えてみれば、竜の姿は巨大で、過ごせる場所は限られるし、細かい作業が苦手だ。

それに、大きな身体で過ごしていれば、ここに竜がいると大声で叫んでいるようなものである。


私は元人間だったので、三歳の時には、人型をとれるようになった。

人型で生活するのも、慣れたものである。

家族はものすごく喜んで、褒めて撫でてくれた。

さすがに褒められすぎて、恥ずかしくなったのはいい思い出だ。


ついに私も先日五歳になったので、いよいよ竜族の集落に行くことになった。

今日は朝からワクワクが止まらない。

ワクワクしすぎて、兄さんに揶揄われたほどだ。


兄さんは竜の集落で暮らした経験がある。

母さんが産卵するまでは、三人で集落で暮らしていたとか。

これからは四人で暮らすことになる。


竜の集落は、此処からさらに森の奥に進んだところにある。

人の足では辿り着けない場所にあるので、竜の姿になった父さんの背に乗せてもらって飛んで行くみたい。


竜の姿の父さんは、全幅約十五メートル。

鱗はリーフグリーン色で、目は黒色の風竜。

母さんは、全幅約十二メートル。

鱗はルビーレッド色で、目はピンクの火竜。

兄さんは、全幅約三メートル。

鱗はフォレストグリーン色で、目はピンクの風竜。

私はと言うと、全幅約一メートル。

鱗は白銀色で、目はオパールの光竜。


人型になると、それぞれ鱗が髪の色になる。

で、鱗は宝石みたいにキラキラして、透明感のあるほど強い竜の証になる。

もちろん、父さんも母さんも兄さんも私も、キラキラして透明感のある鱗だ。


父さんも母さんも身体が大きいと思うでしょ?

これでも中型なんだって。


十メートル未満は小型、十メートルから三十メートルが中型、三十メートルから五十メートルが大型、それ以上は超大型と分類される。

大きくなればなるほど、個体数は減少していく。

遺伝ではなく本竜の資質で大きさが決まるから、親竜より大きい子竜も少なくない。

最終的にどのくらい大きくなるかは、二次成長期にわかる。

つまり、二次成長期を迎えれば、大人になったと言うことだ。

私はまだ一次成長期も迎えていないので、大人になるのはまだまだ先の話だ。


遺伝でほぼ決まるのは、竜の種類だ。

父さんが風竜なので、その血が強い兄さんも風竜。

じゃあどうして私が光竜なのかと言うと、光竜と影竜は遺伝に関係なく、突然変異で出現するのだ。

だから私は突然変異なのだ。


竜の種類、竜種は大きく分けて三種。

空を飛ぶ天竜、地を駆る地竜、水を泳ぐ海竜。

そこから属性ごとに、火竜、風竜、水竜、土竜、華竜、光竜、影竜の七種に分かれる。

家族で例えると、父さんは天の風竜、母さんは天の火竜、兄さんは天の風竜、私は天の光竜、となる。

面白いところで言うと、海の火竜なんて不思議な竜もいるらしい。


竜って面白いよね?






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ