23.
やっとお昼ご飯の時間だ。
以前、目につけていた食堂に行こうと思う。
その食堂は、肉料理がとても美味しいと聞いたら、ずっと行ってみたいと思っていた。
人気店のようで、数組待っていたが、カウンターでいいと言ったら早く案内してくれた。
こういう時、一人だと便利だよね。
早速注文したのは、ボーボー鳥の甘辛煮と新鮮サラダとパンの定食。
パンはおかわり自由だけど、さすがにそこまで大食いではないので、おかわりはしないだろう。
体感で十五分ほど待っていたら、定食が運ばれてきた。
人気店でも提供が早いから、回転が早いのかもしれない。
「いただきます。」
甘辛煮のタレを新鮮サラダにかけて食べる。
後を引かない辛さが美味しい。
甘辛煮の美味しさに手が止まらず、無言で食べ勧めてた。
「ごちそうさまでした。」
ふう〜
食べた、食べた。
久しぶりのまともな肉料理。
大満足!
まだまだ待っている人がいたので、食べた後は早々に食堂を出ることにした。
絶対にまた来ようと決意しながら。
ご飯を食べたら、次はデザートだよね!
デザートは別腹!
商業区の食べ物エリアをウロウロしながら、デザートを探す。
どうせなら、アンナとミミにお土産にできるデザートがあればいい。
しばらく歩いていると、いい匂いのする屋台を見つけた。
並んでいる人の横からひょっこり見ると、なんとドーナツがあった。
輪っかのものじゃなくて、丸い一口サイズのドーナツ。
ドーナツの匂いって、無性に食べたくなる匂いがする。
「おじさん、十二個ちょうだい!」
「あいよ!銅貨五枚ね!冷めても美味しいよ!」
「はい。」
「あんがとよ!また来てくれ!」
歩きながら、まずは一個。
意外にふわっとしてる。
もう少し硬めをイメージしてたけど、これはこれで美味しい。
続けて歩きながら二個食べたら、後は夜の女子会用に持って帰ることにした。
引き続き商業区をフラフラと歩いていると、次に目に入ったのは、雑貨店。
リボン、髪留め、ネックレス、ハンカチ……
私の目に留まったのは、青いガラスと針金で作られた鳥の髪留め。
今にも飛び立ちそうで、一目で気に入った。
鳥の髪留めと、リボンを数種類選んで購入した。
店のガラスで確認しながら、ハーフアップにして髪留めをつけてみた。
前世ではアクセサリー系に興味がなかったし、つけていく先もなかったから、ほとんど買ったことがなかった。
今世では時間の余裕もあるし、ファッションに時間とお金をかけてみてもいいかもしれない。
私は午後五時の鐘が鳴るまで、休日をめいいっぱい楽しんだのだった。




