16.
王都イーズについて、早三ヶ月。
この三ヶ月は、一週間ごとに色々な仕事をこなした。
皿洗い、接客、掃除、受付、会計、収穫……
仕事をしているうちに段々楽しくなって、気がついたらこんなにも時間が経っていた。
さすが王都。
仕事がありすぎて、選ぶのも楽しかった。
種類問わず仕事をしていたため、評価もたくさんもらえた。
今の評価は、皿洗いA、接客A、掃除A、受付B、計算B、収穫A、子守B、散歩A、魔物討伐C、薬草採取A、調合B。
いや〜これ見ると、本当に色々やったなぁって実感する。
自分でもびっくりだね。
けど、楽しかった!
後悔はない!!
次は…………
「ルクセイラさん。」
「はい?」
依頼ボードを物色していると、職員から声をかけられた。
振り返るとそこにいたのは、よく依頼受付で見かける女性だった。
「ルクセイラさんに、ぜひやってもらいたい依頼があるんですが……」
受付嬢に促されて、カウンターに向かった。
「これです。」
依頼 騎士団寮の下働き
内容 掃除、洗濯、下拵えなど
備考 一ヶ月の住み込みで下働き。
三食と週に一回の休みあり。
「騎士団寮の下働き?」
「はい。人手がいないのですが、お勧めできる人も少なくて。評価の高いルクセイラさんにぜひ!」
騎士団ねぇ〜
ま、いっか。
「わかりました。よろしくお願いします。」
「ありがとうございます!期限までに人数集まってよかった〜。では、三日後の午前九時の鐘がなる前にここに来てください。担当者が案内しますので!」
「わかりました。」
受付嬢に別れを告げ、職業斡旋所を後にした。
せっかくの三日間の休みは、仕事を入れずにゆっくりと過ごすことにした。
――――――
三日後。
案内人の後に続いて、王城の敷地内に入ることになった。
今回この仕事を受けたのは、私を入れて三人。
茶色の髪と目のアンナと、クリーム色の髪と緑の目のミミと、私の三人。
アンナは地方の村からの出稼ぎで、ミミは王都イーズ出身とのことだ。
まず向かったのは、下働き用の寮。
私たち三人は、同室で二階。
荷物を置いたら、支給された服に急いで着替える。
三人でお互いにチェックし合い、準備が終わって一階の食堂に向かった。
食堂では、仕事内容と所属を告げられた。
今日の午前中は必要な施設の見学。
早めにお昼ご飯を食べて、正午の鐘が鳴ったら仕事開始。
私は、第一騎士団と第二騎士団の第一寮。
アンナは、第三騎士団と第四騎士団の第二寮。
ミミは、第五騎士団と第六騎士団の第三寮。
全員所属が分かれることになった。
明日からのスケジュールは、午前八時から洗濯、午前十一時から下拵え、正午に昼食をとって、午後一時から皿洗い、午後二時から共用スペースの掃除、午後五時から下拵え、午後六時に終了となる。
休憩は、自分で時間をうまく使って調整しなくてはいけない。
下働きは他にもいるので、協力して行うようにと注意された。




