表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/15

13.


人間に混じるには、まずお金と身分証みたいなのが必要になる。


お金は道中の魔物討伐で集めた素材と、薬草なんかで如何にかなる。


身分証は、当然持っていないので、如何にかしないといけない。

大きな街なら皆んな身分証を持っているけど、小さな村ではそんなものがない。

だから職業斡旋所で、身分証の代わりになる登録証を発行してもらうのが、身分証のない人のやり方だ。

私もそのやり方に倣おうと思う。


とりあえず、程よく離れた場所で降りて国を探そう。

目指すは、何処かの王都。

王都なら情報も入りやすいし、仕事もたくさんありそう。


現在の私は、風の向くまま、気の向くまま、大空を飛んでいる。


やっぱり、飛べるっていいね!

すごく気持ちいい。

あ、鳥さん、こんにちは。


人が目視できない上空にいるけど、念の為、隠蔽で姿を隠している。

魔力の強い種族にもバレないように、ちゃんと誤魔化している。

念には念を入れとかないと。


さて、人間の多い国っぽいのを二ヶ所通り抜けたことだし、そろそろどこかで降りようと思う。


ちょうど森があるし、そこで…………ん??

なんだろうアレ。

大勢の人が向かい合って……これって戦争?

うわぁ……嫌なところに遭遇した。

どうしよう、コレ。


遠くからでも竜の目はよく見える。

少し離れたところに、陣営が二つ。

上空にいる私のところまで、武器や怒声の音が届く。

また、鉄錆の、血の匂いも。


人間はよく戦争をしていると聞いていたけど、こんなにすぐ遭遇することになるなんて思わなかった。

だって、前世で戦争は遠い国の出来事だったから。

今になって思う。

アレは他人事じゃなかったんだって。

だからと言って、見たいものでも、経験したいものでもない。


あぁ、右の陣営が押されてる。

右の方が人数も少ないし、このままじゃ危ないだろうなぁ。

私にはどうしようも…………あぁぁぁぁ!!!

愛しのワイバーン!!

左の陣営、ワイバーン連れてるじゃない!


ワイバーンは、すごく美味しいのだ。

適度に乗った脂が素晴らしく、ステーキにしても、唐揚げにしても美味しい。

もちろん、そのまま生でも美味しい。

私はレアにするのが好きだ。

まぁ、つまり、極上の食材なのだ。


ワイバーンは私たち竜の気配を察知すると、すぐに逃げてします。

それこそ、脱兎の如く。

兎じゃないけど。


これは、ワイバーンを食べるチャンス!

見逃せないね!

一、二、三……八頭か。

ど・れ・に、しようかなぁ??


よし!

先頭の一番大きいのを食べて、他二頭くらいもらっていこう。

じゃあ、いただきまーす!!






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ