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素養のある人

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

素養のある方って凄いんですよ。

頭に〇iriちゃんあるんじゃないかってぐらい、何聞いても必ず最適解が返ってくる。

『ほわ〜』という擬音語が似合う、くすんだ桜色の雰囲気。性格も其れに違わず、おっとりしている。なお、其れに反して、物凄く仕事が捌けるという偉大な先輩でもある。

――なんかルーメンが関わってるみたいで……。

――傾斜角度45°で着地すると良い感じで……。

――確か十年前にオムニバス形式で……。

――あんまり出てこないですけども、キホンのキなので必ず覚えなくてはならないことですね。

全く異なるジャンルに対して、必ず一定以上の回答が帰ってくる。仕事が出来る。という事は伊達では無いことを示す様に、頭の回転の早い方だった。

思わず目を点にして、口をあんぐり開けて、感嘆を漏らした事がある。

「本当に何でもご存知で……」

「いやいや、そんな事は」

これが何時もの会話だった。


「何処の世界でも『神』って存在するんだなと思った」

素直ではある。だが人の話を消化出来ない彼女はそんな事をボヤいた。なんでも、職場先に居る『何でも出来る先輩』に着いて、畏怖の念を抱いているらしい。

そりゃ全く異なるジャンルに対しても、的確な答えが返ってくるのは驚くべき事だろう。でも。

「質問に答えられるって事は、素養があるって事なんじゃないか」

素養というのは、教養や芸事を一通り物にするという事である。つまり、あらゆるジャンルの物をある程度知っていないと答えられない。頭の良い人の特徴だ。

「あー其れはそう。向上心や学習意欲も勿論あるんだけど、それ以前に記憶力が凄いんだよね。

この間チラ見したんだけど、先輩、同じお菓子、絶対買わないんだよね。多分、感触を覚えているから、同じものを買う必要がない。って事だと思うんだけど……。

私、好きな物を延々にがっついて買っちゃう。冒険しない……」

その言葉に思わず目を見張る。恐らく会話内容を消化し切れてないだけだと思のだが、確かに彼女は話をしている時に、内容が食い違う事がある。しかし其れに反比例する様に、気になった事、気が付いた事に対する考察力は人以上に存在する。

その違いが彼女の台詞の中に現れていた。

広く浅く、多くの知識を提供出来る者と、全ては知り得ないが、狭く深く考察する出来る者。何方が秀でてるとは言い難いが、要所要所に必要とされる場面が必要だろう。

「うーん……追い付く事は不可能だけど、せめて支えられる位にはなりたいよね〜。

経験を積んで追いつけるか。と言われれば脳構造が違うから難しいけども……。うーん……」

素養のある方というのが、ピンと来なかったんです。

辞書では『一般教養を一通り身に付ける』とかって書いてあるんですけど。

で、改めて身に染みて分かることがあったんですよ。


素養のある方って聞いた時、必ず最適解が飛んでくる。

これジャンル問わなんですよ。

機械も、アニメも、言語も、歴史も、必ず返答が来ます。しかも分かりやすい。

畏怖の念を抱くレベルです。

※面接はそこを見ているのかも知れない(ㆍㅡㆍ)


んでもって、当たり前なんですが、これが出来る方は社会で滅茶苦茶重宝されます。仕事出来るから。


さり気なく観察していると、気質が素直な上に、話を理解する自頭の良さ、あと気遣いがあるんですよ。


自頭の良さは生まれつき、気遣いは心の機敏に気が付かないといけないので、中々難しい。

真人間になるのって、難しいんだなと思いました。

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