おわりのはじまり‥
結論から言うと、レンはNBAシーズン3年目に結婚する。
そして、活躍するのだが‥
評価されたのは、レンだけではなかった。
レンの嫁も高く評価された。
2人を見ていると、本当に楽しそう‥そんな言葉が一番多いようだ。
シーズン始めに結婚して、チームとしても3連覇したとなれば、さらに注目を増す。
発表のタイミングがどうだとか、なぜ彼女を選んだのか?など、否定的なものもあった。
しかし、レンはそれらを気にしない。
‥というより、相手にしない。
「なんだかんだ言って、ボクをよく見てくれているんだね」
そう言ったくらいだ。
バスケを心底楽しんで、嫁と日々を楽しむ!
そのためにボクはここまで来た‥
レンは、コートの真ん中に立っている。
その隣には嫁がいる。
そしてコート脇には仲間がいる。
ハル‥
かなえ‥
蘭‥
フローラ‥
みどり‥
(ありがと‥そしてこれからもよろしく‥)
「りん」
「はい」横でレンと腕を組んでいるりんがレンを見上げる。
「色々あると思うけど、これからもよろしくお願いします」
「こちらこそ、よろしくお願いします!一生ついていきます!レン!」
満面の笑みを浮かべるりん。
2人はその後、仲間たちの方を向き、深く頭を下げた。
これまでの感謝とこれからの思いを込めて‥
りんが自室で机に向かって何かを書いていたようだ。
机に身を任せ寝ているが、周りの状況から見て取れる。
窓からは爽やかな風が吹き込み、りんを優しく包む。
その寝顔は満たされた、幸せそうな顔をしている‥。
-第二部完
心地よい音楽がスマホから聞こえる。
「はい」
「はいではありませんよ」
「壬生さん!どうしたんですか?」
「どうもこうもじゃありません。今どこにいますか?」
「え?日本ですが‥」
「日本はわかってますよ。どこですか?」
「体育館にいます」
「あそこですか!なら、すぐきてください!」
「何かあったんですか?」
「えぇ、三杉三姉妹が来てるんですよ!」
「三杉三姉妹が⁉︎」
「そうなんですよ、わたしもびっくりですよ」
「なにやら九十九くんに会いたいらしいですよ!」
体育館のロビーでスマホを持ったまま、固まるレンだった‥。
‥つづく




