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浜辺で待つ

作者: 善行望


    寄せて返す泡沫の記憶


    浜辺に散らばる


    ステンドグラスにためらう



    握りしめた指の隙間から


    滴り落ちる


    砂混じりの血液が


    分からないままに罪となって輝く



    ほんとの漂流物の地肌は


    とても傷つきやすいのだから



    そうしてまた


    赤ん坊が打ち寄せられる


    靄がかかって月日もみえないけど



    誰にも教わらない泣き方は


    海洋汚染の防ぎ方も知ってるのだろうか



    僕はただ


    待たなければならない


    茫漠とした海のどこかを漂う


    だが 確かにある


    僕の名前が流れ着くまで


    


 







*********************************


    

読んでくださりありがとうございました。

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