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第二部 第一章 王国の危機







「あちー。もう少しで春も終わるな…この世界に春があるのか知らないけど…」


アキラは森の中にいた


「そう言えばみんなと離れてから5ヶ月も経つのか。

元気にしてるかな?」


あの試合から一年が過ぎていた







5ヶ月前

「冬は森で過ごすな!」


「は?何言ってんのよ?」


「アキラさん大丈夫ですか?風邪ですか?」


「至ってマトモだぞ!

最近森や洞窟暮らしが懐かしくてな…実はそういうのが好きなのかも…

師匠にももしかしたら会えるかもしれないしな」


「私達は?」


「2人は王都で上手くやれてるだろ?

『爆炎と氷の仮面』って呼ばれてるの知ってるぞ?

冬の間だけだから暖かくなったら戻るし

いいか?」


「その名前は二度と言わないでよね!」


ミーナの右ストレートがアキラの鳩尾を貫く


「は…い…」


上手く呼吸が出来ないが何とか返事が出来た


「アキラさん…待ってますね…」


「帰って来なかったら燃やしに行くわよ!」


「ありがとう!」










(ってな事があったな…。やばい!!よく思ったらミーナに燃やされるんじゃね!?)


日が暮れてきた


「まぁ、どうせ1日くらいかわらんからいいか」


今日も洞窟で寝るのであった









翌朝

「さて!ぼちぼち帰るかな!」


顔を洗ったアキラは気合いを入れて出発に備えた


「っと、その前に変わってないと思うがいつもの確認しとくか」


『ステータス・オープン』


ステータス


名前 アキラ・トードー(藤堂 晶)

年齢 20歳

状態 魔法剣聖(森の旅人)


Level 70


SP 0

筋力 468

速さ 468

魔力 428

器用 428


スキル

火魔法 lv9 格闘術 lv7 忍術 lv5 

水魔法 lv10 魔力操作 身体強化 剣聖 lv4 

言語理解



「一年前から剣聖スキルはほとんど伸びないなぁ。まぁ森では剣を使ってなかったもんな…。

森の生活で忍術が伸びたな!この前からも一つ上がってるし

何より意識しなくても気配は読めるし最近では強さや同じ生き物でも個体差がわかるし情報が増えたな。

魔法は5ヶ月前から変わってないから下手したらレイナに負けてる可能性が高いな…

パーティにいらない子になってたらどうしよ…」


そんな自分が始めた森の生活で、自分の好きなステータスが変わらなくて愚痴るというわがままな子のアキラの元に、一つの感じ慣れない気配が近づく


「アキラさんですね!」


「そうだけど…どちらさん?」


スタンダードな冒険者ルックのどう見ても冒険者さんがアキラを訪ねた


「ギルドの依頼でこちらを預かってきました!」


青年はアキラに手紙を渡す


「ありがとう。水しかないけど飲んでくか?」


久しぶりの人との会話で吃らずに言えたのは5ヶ月前までの杵柄か


「いえ。急いで帰らなくてはいけないので!さようなら!」


青年は去っていった


「行ってしまった。俺より人見知りかな?」


そんな事はない


「めちゃくちゃ豪華な手紙だな…こういうのって前世からろくな事書いてないから開けたくないんだよな。

仕方ないか…」


ビリビリ


豪華な封蝋に怯えながら開けた


「え!?」


そこには国王の死と新国王にローランドがなった事。そして共和国が戦争を仕掛けてきた事が書いてあった。

差出人は不明である







アキラは森にいる師匠には会えていない

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