22
「準備できたな」
「ああ」「ええ」「はい」
何故か出発の時にギルドマスターが来ていた
「どうしたんだ?」
「いや、緊張してな。ダンジョンまで着いていく」
「いや…まぁ、いいが…」
おっさんに好かれても嬉しくないアキラ、いや男性全てか
ダンジョン入り口
「武運を祈っている」
「…ああ」
「では、ギルドマスター行ってきます」
「行ってくるわ」
「なんか仰々しかったな」
「まあ、死なれちゃ困りますからね…」
「私たちは私達の為に頑張るだけだわ」
39階層にて
「レイナはもう少しレベルを上げたかったが食料の問題があるからな…」
そこへ
「おーい!永遠の集いか?」
そこに屈強な男たちがきた
「ああ、そうだが何か用か?」
「何か用かはあんまりだな。
せっかく依頼といえどもこんなとこまで来てやったんだ」
そう言って手紙を渡された
手紙には
「アキラたちへ
お前たちの懸念は準備期間が短い事だと言っていたな。
その助けになればと思い王都の金級のパーティに食料を39階層に届けさせる依頼を出した。
これで何かの足しにしてくれたらありがたい。
是非成功させてこの費用を陛下に請求出来る様にしてくれ。
必ず生きて帰れ
王都ギルドマスター タイラント」
手紙を読んだ各々は
「ギルドマスターはいい奴だな」
「帰らなくてはならない理由が増えましたね」
「格好付けずに言えば良かったのよ!」
「「「ありがとう」」」
「いや、俺たちは依頼だからな。
それよりも頑張れよ!突破出来たなら俺たち停滞している金級にも朗報になるからな!」
「名前を教えてくれて。
俺はアキラだ」
「俺たちは『アトランティアの空』だ。
ダンジョンにいると空が恋しくなるだろ?
それでこの名前だ」
「アトランティアの空か、また会ったらよろしくな」
「「「「「じゃあな!」」」」」
「ああ」「さようなら」「ばいばい」
アトランティアの空を見送ったアキラ達は食料を見て
「これだけあればレイナをレベル限界までラストアタック祭り出来るな!」
「はい!」
「頑張ってよね!」
6日後
「今日の朝にレベルアップを感じてからは変化なしです」
「きたか…」
ついにレイナのレベル限界まできた
「これ以上引き伸ばしても何も変わらないから
明日、体調を整えてエリアボスに挑もう」
「はい!」「ええ」
「今日は出来る限り美味しいご飯を作りますね」
「「やった(ぜ)」」
その日はここがダンジョンの中だと思えないような
リラックスした雰囲気で3人が過ごせた
「いよいよこれからボス戦だな」
「みんなで生き残りましょうね!」
「早く帰ってお姉ちゃんの料理をお家で食べるわよ!」
「行くぞ!」
アキラは扉を開いた
さようならかもな。ここで生きていきたい




