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王宮の前

「どうしてこんなとこいんだろ…はぁ」


「頼むから陛下の御前でため息つくなよ」


「わかってるよ。ギルドマスターも大変だな」


大変な原因を作っている奴に言われても

と、ギルドマスターがため息をつきたくなった


「わあ、あの花壇綺麗ですね!」


「何あの生き物!?猫ってこんなに高貴な生き物だったの!?」


問題児はたくさんいる




「陛下からのご依頼により参上した『永遠の集い』の3人と王都ギルドマスターのタイラントだ」


「よく来た。確認してくる故、暫し待たれよ」


普通の門番と違い煌びやか鎧を着たいかにも近衛兵です。といった風貌の騎士が応える




「確認が取れた。着いてきなさい」


内緒話で

「何でこいつこんなに偉そうなんだ?」


「馬鹿か!騎士様は爵位持ちの貴族だぞ!」


「あぁ、なるほど…初めて貴族見たわ…」


(ダメだこいつ…)




謁見の間にて


「面をあげよ」


宰相のような人が声を上げた


「此度はこの国で最年少の金級の冒険者になった事褒めて遣わす」


玉座に座っている国王が述べる


隣のギルドマスターが

「直答をお許しください」


「うむ、許可する」


「はっ、ありがとうございます。

この者たちは冒険者にございますれば言葉や作法がわかりません。

無作法をお許しください」


「うむ。構わぬ。そもそも冒険者に求めるのは依頼を遂行できるかどうかのみ」


そこで宰相が


「此度の功績により国より褒章をつかわす」


その言葉の後、お盆のような物に何かを乗せた物を侍従のような人が運んでくる


「褒美だ。受け取れ」


3人が受け取った


「以上、下がってよし」


締めくくられた



王宮内

「なんだったんだ?」


ギルドマスターが当たり前の疑問を呈した


「ギルドマスター。これが依頼ですか?」


「王城にこいと書いてあっただけだ」


「いや、これが真意だろ」


そうアキラが言って取り出したのは紙切れだ


「何だそれは?」


「あのメダルに貼ってあった」


「え?!」


二人も探すがない


「手紙には王宮内の庭で待つよう書いてある」


そこに


「こちらにおいででしたか。

案内致します。こちらへ」


先程の侍従が話しかけてきた


「それはこの手紙の場所か?

誰が待っている?」


「すべての疑問にお答え出来かねますが

来ていただければすべてがわかります」


あまりな物言いに行くのやめよっかなぁなんて思うものの

みんなは行く気のようで仕方ない





庭園にて

「ここでお待ちください。依頼主が来られます。

それまでゆるりと楽しんでいってください」


そう言ってメイド服を着た人たちが優雅に紅茶を入れて焼き菓子を出してくれた


「美味しいです!」


「お姉ちゃんこれも美味しいわよ!」


二人のペースは変わらない




暫く楽しむとそこへ

「楽しんでいるようで何よりだ」


国王がきた

一同跪く

「よい。ここは王族の許しがあった者しか入れん。

それよりも話しをするぞ。席につけ」


一同席に着く

「此度の依頼の件だが…霊薬を探して欲しい」


「な、なんですと…」


ギルドマスターが慄く


「何かやばい物なのか?」


ギルドマスターに聞いたのだが


「霊薬とは万病を治す薬だ。

そしてダンジョンの宝箱から出たと歴史書に記されている」


「今まで出なかったんですか?」


「その歴史書には40階層以降と記されている」


「?」


「陛下すみません。この者は王都に詳しくないので説明させて下さい」


「わかった」


「アキラたちいいか?

ダンジョンの最深到達点は45階層だがそれは大昔の話しだ。

今現在の最深部は39階層だ。

2年ほど前に最後に40階層のエリアボスに挑んだパーティは帰ってきていない」


「なるほど…確かにエリアボスは深ければ深いほど強さというより難易度が上がっているから

不思議な話しじゃないな」


「これでわかっただろう。依頼の意味が」


「国王陛下。もし仮に40階層を突破したところで

陛下が所望されている霊薬が手に入る保証はありませんよね?」


「そうだ。それでも時間の許す限り挑戦して欲しい」


「わかりました。正直メンバーを死なせたくなくて、自分も死にたくなくて

少し逃げ腰になってましたし、いい機会なのでその依頼を受けたいと思います。

二人はどうだ?」


「アキラが行くならどこへでも着いていくわ」


「私もですか!?」


「ああ。レイナには遠距離で魔法の援護を頼みたい

もちろん来てくれる事が大前提だが、

正直勝てるかどうか全くわからんから来るなら死ぬと思っていて欲しい」


「行きます!」


間髪入れずこたえた


「やっと役に立てれます!これからは3人ずっと一緒です!」


泣いていた


「ありがとう。レイナがいてくれて今までも助かっていたが

これからはさらに心強い」


「ありがとう。お姉ちゃん。ずっと一緒よ!」


ミーナも泣いている


「お前たち本当に挑戦するのか?

40階層以降に降りたのは100年以上昔の事だぞ?」


「其方は黙っておれ」


「いえ、陛下。冒険者の事はギルドに任せるという協定があります。

いかに陛下といえど冒険者を守る処置をする事は止められません」


「いいよ。ギルドマスター。俺たちは行くと決めた

危険なのも無謀と思われていることもわかっているし

そもそも陛下の頼みだから行くんじゃないんだ。

逃げない為にいくんだ」


「そうか…」


「陛下。この依頼の失敗の時のペナルティは無しでお願いします」


「もちろんだ。成功した暁には富と名誉を補償しよう」


「名誉には興味ないですがわかりました。

霊薬の見た目など教えてください」


「霊薬はな…」


「わかりました。見つけたら戻ります

使い道はその時教えてください」


「約束しよう」


「では、失礼します

行こうみんな」


アキラは皆を伴って王宮を後にする










さようならおうきゅう(・・・・・・・・・・)。もう一度ここへ戻る

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