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「そうですか…ありがとうアマンダさん」
アマンダのところに確認に言ったが何も聞いていないと言われた
(次はギルドね…もしギルドも不発だったら…
ダメよ!アキラの気が動転しているのに私まで同じことをしていたら!」
ギルドにて
「こんばんは、銀級のミーナだけど今いいかしら?」
「はい。ミーナさん、換金でしょうか?」
「いえ、換金は明日よ。それより聞きたいことがあるの。
誰かうちのレイナが来て、私かアキラに伝言を頼まれていないかしら?」
「少しお待ちください」
(すでに答えが出たようなものね…)
「お待たせしました。今いる職員に確認したところ
いずれもレイナさんから伝言は預かっていないと」
「ありがとう。それじゃあまたね」
「はい。お待ちしています」
社交辞令を返し踵を返すミーナをギルドに駆け込んだ人が呼び掛けた
「ミーナちゃん…!」
「あら、あれ以来ね。今は忙しいから話しがあるならまた今度ね」
「…!ミーナちゃんにお届けものです…」
少女は手紙を差し出した
「…何よこれ?まさかあいつから?
それなら燃やしといてちょうだい」
「差出人は合ってるけど…
レイモンド(差出人)はこれはミーナちゃんが一番大切にしているものだって言ってたの…
何のことかわからないけど、鬼気迫る表情だったからどうか受け取ってやってください」
少女は頭を下げる
「なんですって!?早く出しなさい!!」
頭を上げた少女の手から手紙を引ったくるように奪う
「ミ、ミーナちゃん!?」
「………わかったわ」
「どうしたの?」
「貴女にお願いがあるの。
この手紙をアキラに届けてほしいのよ」
「ミーナちゃんのお願いならもちろんいいけど…
場所は?」
「今の聞いてたでしょ?」
ミーナは当直の受付嬢に振り返る
「はい」
「この子に私たちの家の場所を教えてあげてくれないかしら?」
「本人の許可があるので大丈夫ですよ」
「頼むわね」
「ミーナちゃん?!」
「貴女は必ず手紙を届けるのよ!」
「わかった…」
ミーナは返事を待たずに飛び出した
手紙には
『拝啓 ミーナへ
この手紙を受け取っていると言うことは君の大事な人が僕の元にいると言うことだね
ことの発端は君が僕を捨ててあの男に利用されているからだ
君は騙されている
あの男が何を言って何をしたか知らないが
僕たち以上に息のあったパートナーはいないよ?
君の大事な人は似てはいないからお姉さんとかではないよね?
またあの男に騙された可哀想な人なんだろうね。
とても美人な女性だけど君の魅力にはどんな女性も敵わないよ
僕は君だけのものだから勘違いしないでね
そして君は僕だけのものだ
これから書く場所にミーナ、君一人でくるんだ
必ず一人だよ?じゃないとしたくないけど君の大切な人が傷つくよ?
もう会えなくなるかもね
★◆〓◆★★で待ってる
タイムリミットは日没後一刻だ
「あいつめぇぇえ!!」
手紙を読んだアキラはブチギレた
すぐ少女の胸倉を掴み問いただす
「ミーナはどうした!!?」
「ミ、ミーナちゃんは飛び出しました」
「★◆〓◆★★とはどこだ!!」
「そこは」
「もういい!!
急いで案内しろ!!」
「はっはいぃ!」
アキラの気迫に押し込まれた少女
少女が駆けてアキラが追う形で飛び出した
「ここね」
ミーナは指定された場所に来ていた
そこは潰れた教会であった
この場所はミーナの元臨時パーティの溜まり場だった場所
人が寄り付かなくなった教会は恰好の遊び場だったらしい
ミーナ自身は一度だけ臨時パーティを組んだ時の話し合いで来たことがある場所だ
近くには建物がない
墓場に囲まれた場所だ
「来たわよ!早くレイナさんを解放しなさい!」
ギィ
ガチャ
廃教会の女神像がある所の右の扉が開く
「やぁ、久しぶりだねミーナ」
そこにはミーナの知っているレイモンドが
汚い笑みを浮かべていた
「レイナさんはどこよ?」
「おいおい、立場がわかってないのかな?
君の大事な人は君の行動一つで二度と会えなくなるかもしれないんだよ?」
「私が聞いているのよ?
答えなさい!」
レイナの気迫におよび腰になるレイモンドだが
「い、いいのか?レイナさんとやらがどうなっても?」
「いいわけないわよ!早くレイナさんを解放しなさい!
レイナさんに切り傷一つでもつけてみなさい?
あなたは地獄の苦しみの果てにこの手で殺すわ」
もはやどちらが脅しているのかわからない
それほど鬼気迫るものだった
「や、やめろ!動くな!
一歩でも動けば僕が雇った男たちがあの女を犯して絶望の内に殺すぞ?
僕に何かあったらそうするように支持している!」
聞こえていないのかそれでも歩を進めるミーナ
「お、おい!きこえていないのか!?
あの女が犯されて殺されるぞ!?」
「うるさいわね聞こえているわよ!
だから何?」
冷めたミーナの瞳が廃教会の星あかりに光る
さようならはつこい。暴挙にでたレイモンド
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