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ちゅんちゅん
「今日はミーナとの体力測定比べだな!」
部屋を出るアキラ
ガチャ
「おはよう」
「おはようございます」
少し眠たそうなレイナが
「珍しく眠そうだな」
「っ!恥ずかしいです!」
「いや、色んなレイナが見れて新鮮だ」
小っ恥ずかしいセリフが自然と口に出た
ガチャ
「あら?今日は飛び乗れなかったわね!」
「おはよう。って、なぜ同じ部屋から!?」
「そんなの同じ部屋で寝てるからよ!」
「…部屋数はあるのに?」
「いいじゃない!楽しいんだから!」
「いや2人がそれで良いなら構わないけど…」
「私も楽しいですよ。妹が出来たみたいで」
真っ赤な顔が治ったレイナが参加してくる
「なに?アキラも一緒の部屋がいいのね?」
「勘弁してくれ…」
朝から揶揄われるアキラであった
「今日は早めに帰る予定だから」
「はい!二人とも気をつけて下さいね!」
「いってくる」「いっくるわね」
「いってらっしゃい」
「はじめにギルドで昨日の分を換金してから行くわよ」
「あぁ」
ギルドにて
「ギルドのお金を預けるシステムを使われますか?」
「まだお金が入り用だからまたでいいわ」
「はい。その時は伝えてください」
ダンジョン道中
「何を話していたんだ?」
「私たちが稼ぎそうだからギルドの預けシステムを使って欲しくてその催促よ」
「そうなのか」
「私のはすでにあるのだけど、パーティ専用のモノを作ればあの受付嬢の成績になるからね」
「たいへんだなぁ受付嬢も」
まるで前世の営業マンのような苦労を感じ取り
異世界に来てまでそんな苦労は嫌だなと呟く
ダンジョン5層にて
「ここなら迷い込んだ初心者しかこないから大丈夫よ」
「よし!やるか!
まずは…
力比べ(このエリアにあった岩を遠くに投げる)
徒競走
組手(ミーナの攻撃を受ける)」
「全敗ね…」
「いや、ミーナもかなり強くなってるし
それに強さはこんな単純なものじゃわからないからな」
「何故こんなに差があるのかしら?
それにまだアキラの方は20階層迄でレベルが上がる余地があるはずだし」
「これもまだ情報が少ないから予想でしかないが…」
アキラの語ったものは
この世界で成人した者はそこでステータスが固定されてそこからレベルが上がる恩恵を受けれるのではないか?
つまり成人する前に鍛えた人であればレベルアップの恩恵がよりでかくなる
筋力10(30キロの石を持ち上げられる人)
筋力10(15キロの石を持ち上げられる人)
では、次に同じ人が
筋力20(60キロの石を持ち上げられる人)
筋力20(30キロの石を持ち上げられる人)
になるんじゃないか?と説明した
「え!?そんなの不公平じゃない!!」
「確かにな。このシステムには穴が多いと思うけど
12歳ならまだ男女で力の差は生まれづらいと思う」
「男女でそんなに差があるものなの?」
「それについてはレイナも交えて話しをしよう」
やはりこの世界では性差が理解出来ないようだ
この日はアキラの火魔法(火の魔法剣)の練習に留めて帰宅した
「そんな事が…と、言うことは私が鍛えてからレベルを上げれば強くなれる?と、言う事ですか?」
アキラに電撃が走る
「そうだ!レイナは天才だ!」
「俺やミーナはすでにレベルが上がっていて
これから鍛えても維持が精一杯だが…
レベルが低い…もしくは1のレイナならレベルが低いまま強くなれたら凄い事になるな!」
「やる価値は多いにあるわね。
ただ鍛えても伸びないかもしれないわ…」
「どう言う事だ?」
「鍛錬で剣の技術が良くなるのはよく聞くけど
力が増したり、足が早くなったとは聞いたことがないのよね」
「そうか…だがミーナが言った通りやる価値はあるな!レイナが良ければだが…」
「私はやってみたいです!」
「よし!まずは…
分かりやすいのは速さより力だな。
腕立て伏せというものがあってな…」
その後筋トレの仕方を教えたアキラ
「それで2週間で数を増やせなかったら
この実験は失敗だ。
やれそうか?」
「頑張ります!アキラさんの役に立ちたいんです!」
「すでにレイナには世話になりっぱなしだ。
だがその言葉はありがとう」
「はい!」
「それで、アキラ?ダンジョンでの話しは?」
「そうだな…」
性差の話しをする時には元の世界の話しをしなくてはならない
覚悟を決めて話すアキラだった
さようならかくしごと。気持ちが軽くなったよ




