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(よし!とりあえずやってみないとわからんからするか!
でも魔法が恥ずかし過ぎたから口には出さんぞ)
固い決意を胸にキーワードを心の声で呟いた
(『ステータス・オープン』)
『ブゥン』
(全然見えないがゴブリンとかに見つかる前に急いで色々試すか)
真っ白に輝く世界で俺は思いつく、思い出す言葉を探す
・
・
(もう無理…見つかんない…)
早速挫折した
(暗くなってよーーーー!)
『ブゥン』
(なった…嬉しいけど…
あの苦労と絶望は?)
目の前には半透明の…いや文字が浮かんでいると表現した方が的確か
俺に理解出来る言葉が並んでいた
(読める…
日本語じゃないのにまるで日本語のように…)
そう心の中で呟くとこの世界に来て初めて真剣な顔になった
(魔法が使えなくて異世界じゃないんじゃないかとかそもそも夢なんじゃないかとか思ってたけど
こんな文字を俺は想像出来ないし
そもそもこの知らない文字を見て理解できる感覚
は表現のしようがない
そんな事を俺が夢に見れるわけがない
つまり
異世界に来たんだ…
今日はステータスを確認したら寝て
明日、この世界を受け入れる覚悟を決めよう…
今はこのゲームのようなステータスを楽しもう…)
ステータス
名前 アキラ・トードー(藤堂 晶)
年齢 18歳
状態 迷子
Level 1
筋力 10
速さ 10
魔力 10
器用 10
スキル
気配隠蔽 lv1 気配察知 lv1 言語理解
(なるほど…この文字が理解出来るのは最後のスキルのおかげか
他のスキルはゴブリンのおかげか?
まぁなんともゲームっぽいな…経験して習得したものがスキルとして表示されるとは)
(他の項目はっと、レベルは当然として他は基準みたいなものか?
そんな都合よくキリのいい数字になるとは思えないから今の、この世界に来たばかりの俺の能力をご丁寧にキリよく表したのかな?
それかこの世界の生き物の平均的な能力に・・・ってそれはないよなぁ…もしそうならこの世界の人たちは運動不足だな)
(『ステータス』を見るためにはキーワードの『ステータス・オープン』が必要で一度発動すればどうしたいか考えれば(『暗くなってよー』)考えた・指示した通りに動き、消すためにはまたキーワードか…)
なんて考えてたら眠気がやってきた
「ふぁぁあ」
(寝ようかな…
他の事は明日考えればいいか…とんでもないものも見えたけど…つっこんだら負けな気がする…)
(もう無理ぃおやすみぃ…)
はじめてのすてぇたすは暗闇に指す一条の光だった
ついに一人称が『アキラ』になるかも
ここまで思い付きで進みましたがこれからも思い付きで変えないので
苦手な人はすまん!
反省しない!
というか反省する能力、文才がないっす!
見てくれてる人はこんな駄文、駄作、自己満足を見てくれる神様みたいな人やぁぁあ!
かしこ