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「昨日はご馳走になった。ありがとう」
「いえ、私がしたくてした事なので、逆にご迷惑ではなかったでしょうか?」
一歩引いた大和撫子のような物言いにアキラは前の世界の人達もレイナみたいな人がいたら…
と、自分のコミュ障を棚に上げた感想を抱く
「いや、嬉しかった。久しぶりに作業感のない食事で身体も休まったよ」
アキラの男らしい寡黙な発言にレイナは頬を染める
いや、勘違いだよレイナさん?
寡黙なのでは無くて語彙力がなく、変な事言わないか心配で言葉が短いだけだから!
むしろ精一杯のアキラ(コミュ障)なりのかっこつけだから!!
「こちらが本日のお金です」
トレイにのったお金を雑に腰の巾着袋に仕舞おうとするアキラ
「ありが…」
が、入らない
そもそも巾着袋はそんなに大きく無い
「アキラさん。ギルドの預かりシステムを使われては?」
「預かりシステムか…」
「大きい貨幣に両替されてもいいのですが、
手数料も掛かりますし、
何より冒険中に無くす事がないですからオススメですよ」
「確か、同じギルドでなければ下ろせなかったよな?」
「はい。残念ながらまだ他のギルドでは下ろすことが出来ません」
(そうなんだよなぁ、それがネックで使っていなかったが
この機会に利用してみるか)
「では、今日からの分を預かりにしといてくれ」
「わかりました。こちらが手続きの書類になりますのでご記入をお願いします」
時が経ち
「おめでとうございます。ついに8ランク、銅カードですね」
「ありがとう。それもこれもレイナ達のお陰だ」
「いえ、冒険者さんたちは命を掛けていますので、評価は冒険者さんたちのものです。
ですがそう言っていただけると嬉しいです」
他人から見たらイチャイチャ(死語)がおわり
「結構貯まったんだな」
そこには
『残高:21,200ルーク』
の文字が
「明後日に王都に向けてたとうと思う。全額明日の夕方に取りに来るが問題ないか?」
「はい。大丈夫です。そのように準備しておきます」
20,000ルークは大金だが
冒険者ギルドが気合い入れて準備するほどの額ではないと思うのだがと考えていたが
まぁ、気にしすぎかと持ち前の能天気さを発揮して帰路に着く
「明日は王都までの旅の準備をしてそれから世話になった人に挨拶に行ってくるか…」
就寝前に明日のする事を思い浮かべて夢の世界へ旅立つ
ひさしぶりごぉれむ。省略されちゃったね
補足:過去回にて魔石の等級と卸値を書いています。
8等級30ルークでゴーレムは2〜3倍
21,200/(60〜90)=ゴーレムの討伐数だと思って頂いて構いません
作者の感覚では300体くらいの討伐数です。
「この程度わかってるから補足などいらない」
と言っていただけるくらい熱心に見て頂けたら一番嬉しいですが
中にはサクッとお気軽に読んでいただいている方もおられると思い補足させて頂きました。
どちらも大切な読み手の方なのでこの様な補足という逃げ道を使ってしまった作者の力不足ですみません。
物語を簡潔にしたい余りに伝わり辛い事があると思いますが今後も付き合って頂けると幸いです。




